皆さんはコンビニをどのように選んでいるだろうか。「家や会社などの近くや移動の動線にあるから」というのが最も多いだろうが、そこにいくつかの候補があった場合、どのコンビニ店舗を選ぶか、何かしら基準があるはずだ。立地だけでは測れない、各コンビニの人気具合も、その基準によって決まっていく。
その基準を満たしたコンビニはどこか、という答えともいえる、コンビニの顧客満足度が発表された。調査したのは日本生産性本部 サービス産業生産性協議会。2021年度JCSI(日本版顧客満足度指数)の第4回調査において、業界最大手の「セブン-イレブン」が1位に輝く…かと思いきや、2位という結果に。3位は「ミニストップ」で、1位は「セイコーマート」が獲得した。なぜローカルなセイコーマートが1位に選ばれたのだろうか?
大手5ブランドを押しのけて、セイコーマートが堂々の1位に!
セイコーマートは、北海道を本拠地とするコンビニで、2022年1月末現在、1,177店舗が各地にある。“全国各地”ではなく、“各地”。1,177店舗の内訳は、関東92店(茨城83店、埼玉9店)と、北海道1,085店!! つまり北海道において1,000店舗以上を有する、地域のメジャーコンビニなのだ。
全国を対象にした、日本生産性本部 サービス産業生産性協議会による2021年度JCSI(日本版顧客満足度指数)の第4回調査において顧客満足度1位を獲得できる理由は、地域にあるから、という訳ではないだろう。
同調査のランキング対象となったのは、セイコーマート、セブン-イレブン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンという6企業・ブランド。他のコンビニにも魅力はあるし、セイコーマートが圧倒的な1位となる理由は、この調査だけではわからない。
ポイントは店内調理か! セイコーマートが圧倒的評価で1位の理由は?
これまで顧客満足度として一まとめにしてきたが、同調査における評価指標は、「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6指標。なんと、そのすべてで1位を獲得するという、圧巻の結果だ。
セイコーマート1位の知らせを受けたファンはネットで「唐揚げやフライドポテトが売ってあってとてもおいしいですよ」「セイコーマートの中で調理して作る、ホットシェフ お惣菜も種類があってほぼ100円 セイコーマートブランドもあり安い」「北海道バイクツーリング行ったらセイコマで朝ごはん買う。絶対買う。ホットシェフのある店でおにぎり買って食べる」といった賛同の声をあげている。手作り感のある商品が魅力なのだろう。
同調査で3位に入った「ミニストップ」も、店内調理に強みを持つ。コンビニに何を求めるか。皆さんの満足度No.1コンビニはいったいどこだろうか?
出典元:サービス産業生産性協議会 2021年度 JCSI第4回調査結果(PDF)【公益財団法人日本生産性本部】
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