香港ドルを現地のATMで引き出せる便利なマネパカード。今回はマネパカードにチャージした香港ドルを実際にATMで引き出してみる。海外でATMを利用するのはちょっとドキドキするが、慣れてしまえば難しいことではない。これでいつでも香港ドルを引き出せるようになるぞ!
実際に香港のATMで香港ドルを引き出す!
日本円/米ドル/ユーロ/英ポンド/豪ドル/香港ドルを1枚のプリペイドカードにチャージできる便利なマネパカード(Manepa CARD)。マネパカードの概要や香港ドルのチャージ方法などはすでにオトナライフで紹介したので、今回は実際に香港に行ってマネパカードを使ってATMで香港ドルを引き出してみたいと思う。
まず、ポイントになるのは引き出し手数料のかからない銀行のATMを探すこと。香港では空港や市内にたくさんのATMがあるが、ATMによっては20ドル(約300円)の手数料を取らてしまう。これでは両替レートが悪くなるので、できれば手数料無料の「中国銀行(BANK OF CHINA)」か「HSBC」のATMを探そう。今回利用した「中国銀行」なら空港はもちろん、香港の地下鉄の改札付近などでよく見かけるはずだ。
まず、中国銀行(BANK OF CHINA)か「HSBC」のATMを探そう。今回は、中国銀行のATMを利用したが、空港はもちろん市内の地下鉄の改札付近でもよく見かけける。ただし、マネパカードで香港ドルを引き出すには「Cash Deposit」ではなく「Cash Withdrawal」と書いてあるATMを利用すること
次に、香港ドルをチャージしてあるマネパカードを、中国銀行のATMに挿入する
上写真のように英語か中国語表記を選択できるので、「ENGLISH(英文)」を選択(横にあるボタンを押す)。続いて下写真の画面になり“手数料がかかりますが承認しますか?”と聞かれるので「YES」を選択する(下写真)
上写真の画面が表示されたら、マネパカード申し込み時に設定した4桁の暗証番号(数字・PIN)を、テンキーで入力して「ENTER」を押す(下写真)
続いて「CREDIT CARD ACCOUNT」(クレジットカードの取引)を選択し(上写真)、「WITHDRAWAL」(お金の引き出し)
を選択する
上写真の画面が表示されたら、テンキーで引き出したい香港ドルの数字を入力して「ENTER」を押す。今回は1,000香港ドルを引き出すので、画面右下に「HK$1000」と表示された(下写真)
ここで「米ドル」か「香港ドル」を選択する画面が表示されるので、画面右下の「CHARGE MY ACCOUNT IN HKD」を選択しよう(上写真)。すると明細書とマネパカード、そして香港ドルが排出される
重慶大厦の方が両替レートが良くてショック!
香港で一番両替レートがいいことで有名な尖沙咀の重慶大厦(チョンキンマンション)。インド系の人がたむろしているので怪しさ満点だが見た目ほど危険ではない。入口より奥にある店舗の方が両替レートがよいので要注意。なお、今回はマネパカードよりも重慶大厦の奥にある両替店のほうがやや両替レートがよかった
それでは、実際に香港ドルを引き出して気付いたことを紹介しよう。まず、「中国銀行(BANK OF CHINA)」のATMは、すべてが利用できるわけではないこと。「Cash Deposit」と表示されたATMではお金を引き出せないので、必ず「Cash Withdrawal」と書いてあるATMを利用する。ただ、地下鉄の改札付近にあるATMは、何も表示がないがマネパカードが使えた。
実は、今回もっともショックだったのは、マネパカードの両替レートだ。たまたまチャージした日の両替レートでそうなった可能性もあるが、両替レートがよいことで有名な尖沙咀の重慶大厦(チョンキンマンション)の奥にある両替店の方が、両替レートが少しだけ良かったのだ。もちろん、電車賃や移動する手間や時間を考えれば、その差額は許容範囲なのだが、両替するタイミングによっては、必ずしもマネパカードの方がお得なわけではないことは覚えておきたい。