いまや多くの人にその存在が認知されている、家具メーカー大手のニトリ。収納付きのチェストベッドや壁に棚を創り出すつっぱり壁面収納、「Nウォーム」「Nクール」といった寝具など、「お、ねだん以上。」なコストパフォーマンスの高い家具が揃っており、多くのファンが存在する。
今回は、そんなニトリに関する調査の結果をもとに、「ニトリの一番のライバル」についてお伝えしていきたい。
約7割が一度は使ったことがあるニトリ
ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロは3月8日、20~69歳を対象として2月に実施した「利用実態調査 ニトリ編」の結果を発表した。
その結果から、ニトリの「認知率」は84.3%と5人に4人は知っていること、さらに「利用経験率」でも68.8%と、多くの人がこれまでに一度は利用したことがあるという事実が判明した。
そして「家具等を買う際に、ニトリに代わって選んだり、ニトリとどちらを利用するか迷うお店(ブランド)はありますか?」という質問に対しては、「過去1年の間にニトリを利用したことがある人」のうち67.8%が「ある」と回答した。その迷うお店として名前が挙がったブランドの第5位は福岡県を中心に西日本各地に展開する「ナフコ」で、3.4%の人が迷うことがあるようだ。そして4位には大阪府を本拠地とする「コーナン」(5.7%)と、ホームセンター・家具店が並んだ。
ニトリの一番のライバルはIKEAに決定!
そして3位に登場したのが7.7%の人が挙げた「無印良品」。ホームセンターや家具店というよりも生活雑貨に長けた無印がこの位置にランクインしているということは、それだけ生活雑貨を求めてニトリに赴く人が多いということだろう。そんな無印の上を行くのが、ホームセンター・家具店の「カインズホーム」(7.9%)だ。5位・ナフコ、4位・コーナンよりも上位に来ることができたのは、関東や東海地方を中心に展開しているという特性が関係しているかもしれない。
そして“ニトリのライバル”1位に認定されたのがスウェーデン発祥の家具店「IKEA」だった。9.3%の回答者が答えており、抜けた支持を集める結果となった。北欧のおしゃれなインテリアが揃うIKEAが一番のライバルと思われているということは、ニトリもIKEAと同じくおしゃれなインテリアが購入できる店舗という認識が広まっているということだ。この結果には、ニトリもニッコリなのではないだろうか。
3月・4月には、進学や就職で新生活をスタートさせる人も少なくない。新居の家具を揃える際には、今回のランキングを参考にしてお気に入りの家具を見つけてみるのも面白いかもしれない。
出典元:利用実態調査ニトリ編を公開しました。 ~ニトリは実際だれが利用しているのか~【株式会社スパコロ】
※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)