株式会社NEXERが運営する日本トレンドリサーチは2022年3月3日~4日、「新生活に関するアンケート」を実施。全国の男女1,000名から回答を得た。4月からの就職や進学で迎える新生活。初めて一人暮らしをするという人もきっと多いことだろう。そんな一人暮らしのメリットやデメリットはどういうところにあるのだろうか。また、どんな注意点があるのだろうか。その気になる調査結果を紹介していこう。
一人暮らしのきっかけは「就職」「進学」
まず調査対象の1000人は、一人暮らしを「現在している」が17.1%、「以前したことがある」が51.4%、「したことがない」が31.5%と、68.5%が一度は一人暮らしを経験したことがあるという内訳だった。
一人暮らしをした理由として最も多かったのは「就職」で39.4%。そして「進学」33.7%、「転勤」19.4%と続き、必要に迫られてはじめた人が多かった。一方で「特に理由はない」という人も14.0%いて、理由はないとしているものの、深層心理では「自立したい」「一人でも暮らせるか試してみたい」などの気持ちがあったのかも知れない。
そして「一人暮らしをするメリットとデメリット(それぞれ複数選択可)」だ。
まず、メリットで第5位となったのは「通勤や通学時間が短くなった」で24.8%。他のことに時間を回せるのは、大きなメリットである。続く第4位は「友人や恋人を呼びやすい」27.7%、第3位は「門限など時間を気にしなくてよい」41.3%、第2位は「家族に気を使わなくてよい」52.0%。そして第1位は「自由」で83.4%だった。
圧倒的な支持を集めた「自由」だが、2・3・4位もその「自由」の中の一部と言えるだろう。それだけ一人・他人を気にしなくていいという環境は魅力であることが改めて判明した。
一方のデメリットはというと、第5位「話し相手がいない」で24.7%。寂しがりやの人は携帯電話の通話時間が増えることになりそうだ。続いて第4位は「お金の管理(食費や光熱費など)」37.4%、第3位「家賃の支払い」43.6%、第2位「体調不良の時に頼る相手がいない」48.3%。そして第1位は「食事の用意」で60.0%だった。実家では、頼まなくても親がやってくれていたことだが、自分でやっていかなくてはならない。「面倒だな」「大変だな」と感じる時に初めて、親の苦労が分かったり感謝の気持ちが湧いてきたりするものだから、デメリットという一言で済ませられない部分もある。
最後に、そうしたデメリットの解消方法も含まれる、一人暮らしの先輩から一人暮らしをはじめる人に寄せられたアドバイスや注意点も紹介しよう。まずは、「スーパーなどの買い物に便利な場所の近くがいい(70代・男性)」「とにかく治安のよいところに住むようにしたほうがよい(40代・女性)」「そのアパートにどんな人が住んでいるか不動産屋に聞く。駐車場、駐輪場が含まれているか(40代・女性)」などの基本的なポイントは、忘れず抑えておきたい。
また、「勤め先が会社ならば、近すぎず遠すぎずの場所がいいです。通勤電車は、人と逆方向へ移動するなど、空いているとこがオススメ(40代・男性)」や「最初から色々買いそろえても、結局使わなかったものが多かったように思います。生活しながら、必要なものをすこしずつ買い足していくのが、無駄がなくて良い(50代・女性)」などの具体的なアドバイスも。この他、「宅配ボックスがある所を選んだら便利(30代・女性)」という声も。筆者は24時間いつでもゴミ捨て可能な物件が便利でおすすめだ。
以上の調査結果と希望を照らし合わせ、あなたにとってベストな物件が見つかることを祈る。
出典元:【新生活】一人暮らしのメリット1位は「自由」、デメリットは?【日本トレンドリサーチ】
●株式会社NEXERは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「日本トレンドリサーチ」プレスリリースより引用)