【マンショントラブル】ゲストルームを勝手に民泊に出してお金儲け!?

東京や大阪などの大都市圏では、30階を超えるような大型タワーマンションが林立しているが、大規模マンションになると、オーナーの中には非常識な人が必ず数パーセントは含まれる。今回は筆者が実際に体験した信じられないトラブルや、友人のマンションで本当に起きたとんでもないトラブルを紹介する。

ゲストルームを民泊で貸し出してお金儲け!?

(Image:Shutterstock.com)

 大都市圏にある30階を超えるようなタワーマンションは、必然的に数百世帯もある大型物件となる。それだけの数のオーナーがいれば、必然的にその数パーセントは「非常識な人」が含まれるのである。
 まず、あるマンションでは住民が無料で利用できるレンタル自転車が用意されていたが、そのレンタル自転車の鍵を自分専用のものに付け替えて、なんと、自分だけが使えるようにしていたのだ。次に、最近多いが民泊問題である。多くの分譲マンションが規約で民泊を禁止しているが、中古で買った新オーナーが勝手に民泊を始めるケースは非常に多い。もっと酷い場合は、マンションの共用設備であるゲストルームを勝手に民泊に出す事例もあった。たとえば、1泊2,000円で借りられるゲストルームを1泊7,000円で貸し出して利益を得ていたのだ。常識では考えられないことばかりだが、マンションの規約に書いてない場合は、誰も文句が言えないのである。

非常識な住民が1人いると皆が大迷惑する!

(Image:Shutterstock.com)

 マンションにおける非常識な住民の事例はほかにもある。無料で使えるゲスト用駐車場に利用期間の決まりがなかったマンションでは、それを逆手に取って、ある住民が1年間すべて予約を入れてしまい誰も使えなくなった。さすがにこれは管理組合で問題となり、1回50円、年間10日まで、1人連続して利用できるのは24時間までといった新ルールを設定することになったのである。無料でいつでも使えた便利なゲスト用駐車場が、1人の非常識な住民のせいで残念ながらとても使いにくいものになったのである。
 筆者がもっとも驚いたのは共用プールのあるマンションでの話。ある日、異常な数の子どもがプールで泳いでいたため、管理組合で事情を確認したところ、住民の一人が共用プールで勝手に水泳教室を開いていたというのである。確かに水泳教室をしてはいけないという規約はなかったが、常識では絶対に起きない事例であろう。
 このように、大規模マンションでは本来の趣旨を忖度することなく、「ルールにないことなら何をやっても構わない」という論法で、とんでもない行動をするオーナーもいることは覚えておこう。

文=今井真人/フリーライター

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