子どもに就いてほしくない職業ランキング、3位「自衛隊」2位「芸能人」断トツで多かった1位は?

みなさんが子どもの頃、将来の夢は何だっただろうか。「将来は何になりたい?」という質問は子ども時代に一度は経験する質問だ。世の中の人気職業は時代によって大きく変化しており、2021年の11月末に「進研ゼミ小学講座」が行った「2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」では、小学生がなりたい職業第1位は「YouTuber」だった。そして子どもの将来の夢に関して、一番気になるのは間違いなく親だろう。子どもの頃、「そんな夢見てないで勉強しなさい」と、なりたい職業を否定された経験がある人もいるのではないだろうか。

今回は、親が子どもに対して就いてほしくないと思っている職業ランキングをご紹介していく。

子どもに就いてほしくない職業ランキング!まずは7位~4位

7位~4位の中には目指す人も多い職業も(画像は「おうち教材の森」プレスリリースより引用)

ARINA株式会社が運営する「おうちの教材の森」は2022年3月2日~3日、「子供に就いてほしくない職業は?」というアンケート調査を実施した。対象となったのは、日本全国の中学生以下の子どもを持つ親200人だ。

まず7位は「看護士(看護師)」で2票。看護師でよく耳にするのは看護実習の大変さだ。指導担当者がとても厳しいというのは有名な話だろう。また、仕事内容がかなりハードで睡眠時間の確保も難しいといった面からも、親は子どもにあまり就いてほしくないようだ。6位は4票で「医師」。先ほどの看護師を同じく仕事内容はハード。また、体力的な面だけでなく精神的な面でもつらいのではないか、との声も。医療業界の厳しさを自分の子どもに経験させるのは、親としてはなかなか気が進まないようだ。

続く5位は「介護士」で9票。深刻な人手不足の問題を抱えている介護業界。仕事は大変なのに給料は安い、と仕事量に見合った給料がもらえない点は親として心配してしまうのも仕方のない話かもしれない。そして4位は15票で「政治家」。「大変そう」「敵が多そう」といった意見もあるが、政治家に対して良いイメージがないことが理由になっている人もいるようだ。普段からニュースなどでよく目にする政治家だが、その印象から子どもになって欲しくないと思う親もいることがわかった。

子どもに就いてほしくない職業第1位はYouTuber。圧倒的な票を獲得(「おうち教材の森」調べ)

気になるトップ3、3位は27票の回答があった「自衛隊」だ。国の平和を守るために働いている自衛隊。だが、「もしかしたら命をかけて戦うかもしれない」「子どもが戦争に行くのは考えたくない」などの意見が多く、親の子どもに対する思いが強く表れた結果となった。続く2位は30票を獲得した「芸能人」。さまざまな活躍の場があり、とても華々しい印象のある芸能人。だが、親としては心配なこともあるようだ。「浮き沈みの激しい芸能業界で安定して収入を得るのは難しいだろう」という意見や、「闇がありそう」という表に出ていない部分を懸念する声も聞こえてきた。

そして気になる1位は「YouTuber」。その得票数はなんと102票で2位以下に圧倒的な差をつけて見事(?)1位に輝いたのだった。「収入が安定しない」というよくある意見から、「私生活を晒してまで生計を立てることに反対」という声もあった。また、近年問題になっている誹謗中傷が心配だという人も。批判的なコメントで子どもが傷付くのは見ていられないという気持ちはもちろんだが、子どもに対する批判的なコメントは親にも傷を付けるだろう。子どもが就きたい職業ナンバーワンは、親が子どもに就いてほしくない職業ナンバーワンでもある、という結果になった。

いかがだろうか。子どもを思う親心がはっきり表れた調査結果となった。あなたが子どもに就いてほしくない職業はなんだろうか。

出典元:おうち教材の森は→こちら

※サムネイル画像は(Image:「おうち教材の森」プレスリリースより引用)

オトナライフ編集部
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