「ビールが飲みたい!」と思っても、次の日が仕事だったりこれから運転する予定があったりと、タイミングによってはなかなか手が出せないアルコール。また、健康面を気にしてセーブしてしまう人もいるだろう。
そんなときの味方がノンアルコールビールだ。酔いたくないけれど爽快感を味わいたいときや健康面が気になるときなど、飲めない気持ちを紛らわしてくれるノンアルコールビール。本格的なものから健康志向のものまでさまざまなラインアップがあるが、いったいどのくらいの頻度で楽しむ人が多いのだろうか。
今回はみんなのノンアルコールビール事情をのぞいていこう。
ノンアルコールビール、どのくらい飲んでいる?
ノンアルコールビールやローアルコールビールの専門メディア「Alldrop」を運営する株式会社LANYは2022年3月22日~24日の3日間、「ノンアルコールビール」に関するインターネット調査を実施した。回答者は20代~60代の男女128人だ。
まず、「ノンアルコールビールをどれくらいの頻度で飲むか」という質問だ。「月2~3本」の割合が最も多く、36.7%。続いて「月1本」が27.3%、「週1本」が17.2%。1週間に1本以内で楽しんでいる人が約8割という結果になった。普通のビールと比較すると、健康的なノンアルコールビール。安眠・リラックス効果があり、新陳代謝の促進にもなるそう。健康面から「たまにはノンアルで」とノンアルコールビールを挟みつつ、お酒を楽しむ人が多いのではないだろうか。
一方少数派だが週に2本以上、なかには週7本以上ノンアルコールビールを飲むという人も。「仕事があるから」や「車を運転するから」など、消極的な理由だけでなく、日常的に楽しんでいる人もいるようだ。最近ではノンアルコールでも本格的な味わいの商品が増えてきた。安く、おいしく、健康的で、「むしろノンアルコールビールの方がいい!」という人もいるのだろう。
年々拡大しているノンアルコールビール市場。1年前と比べてノンアルコールビールを楽しむ人はどのくらい増えたのだろうか。
みんなのノンアルコールビール事情、昨年と比べてどう変わった?
先ほどの「ノンアルコールビールを飲む頻度は1週間に1本以内が8割」という結果に対し、少ないと感じる人もいるだろう。しかし、1年前との飲む量の比較を見てみると、そうでもないようだ。
次に紹介するのは、「ノンアルコールビールを飲む量は1年前と比較して増えましたか?」という調査結果だ。「増えた」と回答した人が15.6%、「やや増えた」と回答した人が32.0%と、1年前と比較したときに飲む量が増えた人は47.6%と約半数を占めた。
それに対して「減った」「やや減った」と回答したのは14.8%。1年前よりもノンアルコールビールを楽しむ人や、変わらずに飲み続ける人が大半を占める結果となった。
今まで、普通のビールしか飲んでこなかった人が試しにノンアルコールビールを飲んでみたら意外とおいしく、それから楽しむようになったり、日常的にお酒を飲む人が飲み過ぎを防ぐためにノンアルコールビールも飲むようになったりと、さまざまな理由からノンアルコールビールを楽しむ人が増えたのではないだろうか。
さらに、コロナ禍でおうち時間が増えた関係で、今まで以上に健康面を気にする人が出てきたようだ。「運動をする機会がないけれど、在宅のストレスが溜まってお酒を飲んでスッキリしたい!」という人にノンアルコールはうってつけだ。
また、年齢を重ねるごとに健康に対する意識が高まり、普段のお酒の楽しみにノンアルコールビールを挟むことで「休肝日」を設ける人も。コロナ渦と健康が、ノンアルコールビール市場に大きく影響しているのではないだろうか。
本格的なおいしさや健康面でもメリットがあるノンアルコールビール。2022年はさらに人気が高まりそうだ。
出典元:Alldropは→こちら
※サムネイル画像(Image:On the road again / Shutterstock.com)