人気アプリゲー「複アカ」調査! ゲームにより複アカウント所持理由の違いが判明

「猫の手も借りたい」「立っている者は親でも使え」などのことわざにあるほど、忙しい時に人の手を借りたい状況は誰にでもあるのではないだろうか。

ことゲームの世界となると、人の手を借りる代わりに「複数のアカウント」を利用してプレイする会話に、出くわすことがあるという。ゲームの規約では禁止されていることもある“複アカ”プレイだが、実際にはどれほどのユーザーがやっているのだろうか。

今回は人気ゲーム3作品における“複アカ”利用の実態と、手間暇をかけてでも行う目的はいったいなぜなのか?について、ご紹介していきたい。

人気ゲーム3作品、“複アカ”利用は2割以上

モンスターストライクでは47.6%のユーザーが“複アカ”を利用している(「株式会社ゲームエイジ総研」調べ)

ゲームビジネスに特化した調査を行う、ゲームエイジ総研が2022年1月末から2月上旬にかけて740人を対象に行った調査によると、人気スマホゲーム3作品で、「複数アカウントによるゲームプレイ」(複アカウント)するユーザーは、なんと2割以上もいることが分かった。

原則として制限されていることが多いものの、ゲーム内チャットではよく耳にする「複アカウントプレイ」。

「モンスターストライク」の複アカウント率は、なんと半数に迫る47.6%であることが明らかになった。1人あたりのアカウント保有平均は1.66で、今回の調査対象となった3作品の中でも群を抜いている。これはゲームの特性上、複アカウント運用とマルチプレイのメリットが結びつくために顕著である、とゲームエイジ総研は分析している。

「実況パワフルプロ野球」と「ウマ娘 プリティーダービー」では、パワプロ25.6%、ウマ娘23.5%と、モンストほどではないものの、どちらも4人に1人の割合で、複アカウントユーザーが存在することが判明。3タイトルすべてで複アカウントユーザーが一定数存在することが明らかになり、どうやら複アカウント利用が当たり前、というウワサも間違いとは言えないようだ。

手間がかかってでも“複アカ”利用の目的とは?

モンストでは「ガチャの回数を増やしたいため」が最多の39%(「株式会社ゲームエイジ総研」調べ)

複数アカウントを使ってプレイするのは、通常より手間がかかることは明らかだ。複数の端末を使ったり、アカウントを切り替えたりと面倒な手間暇をかけてでも、複アカウントを利用したいとかき立てる、その理由とは何だろうか?

モンストやパワプロでは「ガチャの回数を増やしたいため」が大きかった。

対してウマ娘では、この2タイトルとは異なり「フレンド機能を有効活用したい」といったジャンルの理由が多く、複アカウントの作成目的は、“ゲームの仕様”によって異なることが判明した。ゲームシステムによって、その目的も異なってくるのだった。

複アカウントの所持は、利用規約で禁じられていることもある。ゲームエイジ総研が危惧するのはトータルのアカウント数と、ユーザー数との乖離(かいり)だ。広告やイベントの効果、一人当たりのプレイ時間を見誤る可能性も考えられる、と警鐘を鳴らしている。

ウマ娘で“複アカ”プレイする理由の3位に「マルチプレイをするフレンドがいないため」というのも、理解できなくもない昨今のゲーム事情。正確なプレイヤー数の把握と、“複アカ”プレイで支えるユーザーの熱量と、どこで折り合いをつけるかも悩ましいところだ。

今後のゲームの利用規約の行方にも注目していきたい。

出典元:ゲームエイジ総研は→こちら

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