【中古マンション】購入後にお金のかかる豪華共用設備の罠!

リーズナブルな価格で買える魅力的な中古マンション。最近ではリノベーションブームでさらに人気が高いが、プールや温泉など管理維持費が高い共用設備がある場合は要注意。今回は買ったあとに後悔しないために、中古マンションの共用設備のチェックポイントについて解説しよう。

お金のかかる共用設備は将来必ず重荷になる!

(Image:Shutterstock.com)

 最近、リーズナブルな中古マンションに人気が集まっている。確かに、首都圏では、新築に比べると価格が安く、駅から近い物件をリーズナブルに買える場合も多い。とくに、室内がリノベーションしてある物件は新築マンションのような感覚で住めるので、若い世代にも人気がある。しかし、中古マンションを買うときは立地や室内だけを見て決めてはいけない。必ず共用設備をチェックすべきなのだ。共用設備はマンションごとで異なるが、代表的なものにはゲストルームやフィットネスジム、カラオケルームやゴルフレンジなどがある。これらは大きな問題にならないが、プールや温泉といった豪華設備も備えている場合は要注意。住民になれば自分も利用できるからいいことだと思うかもしれないが、そこに罠がある。

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高級マンションにはプールや温泉などの共用設備がある物件があるが、管理維持費は莫大なものであり、将来は住民の重荷になっくる可能性が高い

機械式駐車場も意外とお金がかかる!

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こまめなメンテナンスが必要な機械式駐車場も費用がかかる。空きがなく修繕費用をしっかり確保できていれば問題ないが、空きが多い場合や駐車場無料の場合は要注意!

 プールや温泉はメンテナンスに莫大な費用がかかる共用設備の代表格だ。十分な維持管理費が徴収されていればいいが、そうでないマンションでは利用者が少なくても簡単に閉鎖できず、将来、住民の重荷になるケースが多い。
 また、こまめなメンテナンスが必要な機械式駐車場の駐車料が無料というマンションも危ない。駐車場のメンテナンス費を別途管理費などで徴収していればいいが、そもそも駐車場を利用していない住民に費用負担を求めるのは難しく、いずれメンテナンス費用が捻出できなくなる恐れがある。同様に、駐車場が住民の100%以上あるマンションでは、駐車場利用者が少なくて費用が不足する場合がある。かといって、住民以外に貸すことはセキュリティ上難しく、将来は大きな負担になる可能性が高い。
 このように、中古マンションを買うときは、部屋だけでなく、必ず共用設備と管理維持費がどうなっているかチェックしよう。

文=今井真人/フリーライター

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