現在、多くの人が利用している「ネットショッピング」。コロナ禍でその利用率はさらに高まり、もはや日々の生活に欠かせないものと言っても過言ではない。
そんなネットショッピングの需要とともに増加しているのが配送サービスの需要。配達員の不足や運賃価格の上昇など、さまざまな物流課題が懸念されているなか、課題解消に向けて数年前から取り組まれているのが「置き配」サービスだ。実際に、このサービスを利用したことがある人も多いだろう。
置き配サービスの利用者は、置き配のどんな点を魅力的に感じているのだろうか。また、便利なのに利用していない人たちの心理とは? 今回はそんな置き配に関するアンケート調査をご紹介していきたい。
置き配サービスの魅力はココ!
株式会社LOCCOと株式会社Tポイント・ジャパンは2022年2月1日~6日、20~60代の男女1,251人に、置き配についてのアンケート調査を実施した。
まず、置き配利用者が「置き配を他の人に推奨したいポイント」についての調査結果を見ていこう。推奨ポイント第3位は、「在宅の必要がない」で56.0%。仕事で家にいることが少ないサラリーマンなどにとって、留守にしていても荷物が届く置き配はとても便利だろう。
とくに一人暮らしをしている人からしたらなおさらだ。荷物が届くと思われる時間を気にせず行動できるので、1日のスケジュールが立てやすい点もいいのではないだろうか。
第2位は、「再配達による連絡が不要」で58.2%。再配達の連絡を面倒に感じている人は多いだろう。置き配はその面倒な手間を省いてくれるサービスだ。置き配の利用で不在連絡票を見る回数が減るのは嬉しい。
そして第1位は、「配達員の負担が減る」で62.4%。手間が省けるといった点では、先ほどの「再配達による連絡が不要」と似ているが、アンケートで多かったのは配達員への配慮の気持ちだ。
再配達を利用したことがある人は、何度も配達させてしまって申し訳ない気持ちになったことがあるのでは? 配達員の負担軽減につながる置き配は、とても魅力的なサービスだろう。
便利で人にも優しい置き配サービス。一方で、利用していない人たちからも、さまざまな懸念点が寄せられていた。
置き配を利用しないのは「トラブル」への懸念だった
次に紹介するのは、「置き配を利用しない理由」についての調査結果だ。この調査は、置き配を知っているが利用したことがない人に対して行われた。さまざまなトラブルを懸念する声が集められたが、中でも多かったのは「盗難・紛失」の心配だった。
これらは、置き配サービスのトラブルの可能性として拭いきれない問題だろう。しかし、最近ではマンションやアパートに暗証番号などでロックがかかる宅配ボックスが設置されているところもある。また、設置型の宅配ボックスにもカギがついているものが販売されており、盗難や紛失のトラブルを防ぐ工夫がされているようだ。
しかし、LOCCOが別に実施した置き配サービスのトラブルに関する調査では、置き配のトラブル発生率は10万件に1件未満、盗難保険の適用率が0.0008%だったという。未利用者が想像するよりも、よほど安全な方法と言えるだろう。
とても便利な置き配サービス。懸念されているトラブルへの対策が強化され不安を解消することができれば、今後さらに利用者は増えていくのではないだろうか。
出典元:【無料ウェビナー】エンドユーザーの思いが届くサステナブルな配送とは【Peatix】