「電子コミック配信サービス」視聴者数調べ、圧倒的1位は「ピッコマ」意外な利用者層とは?【22年2月】

漫画はスマートフォンのアプリなどデジタルで読む、という人は多いのではないだろうか。無料公開している作品もたくさんあるし、リアルの保管スペースも必要なく、いつでもどこでも好きなときに楽しむことができるため、多くの人が利用している電子コミック配信サービス。

今回はそんな数々ある電子コミック配信サービスごとの視聴者数を調査した、あるランキングを紹介する。はたして最も多くの人に利用されているのはどの配信サービスだろうか?

電子コミック配信サービス、多くの人に読まれているのは?

電子コミックならかさばることなく何冊でもお気に入りの漫画を持ち歩くことができる

デジタルコンテンツの視聴率などを調査するニールセンデジタル株式会社は、2022年2月の調査をもとに、電子コミック配信サービスを対象にした「コミック」ジャンルの視聴状況を発表した。ここでは視聴者が最も多かった電子コミック配信サービスのトップ5を紹介していく。

まず第5位は「めちゃコミック」で視聴者数264万人。テレビCMでもよく見かけるので知っている人も多いのではないだろうか。2006年からサービスを開始している、老舗の電子書籍サービスだ。第4位は「Yahoo Japan ebookjapan」で309万人。電子書籍がまだ知られていなかった2000年からスタートしたebookjapan。最初は作品数も300冊ほどだったという。現在では取扱冊数は80万冊を超え、QRコード決済大手の「PayPay」との連携も特徴だ。

第3位は「コミックシーモア」で542万人。2004年にサービスを開始した、こちらも老舗電子書籍サービス。89万冊以上の作品数業界最大数をうたっている。俳優の竹内涼真が出演しているCMでもおなじみだろう。

第3位の「コミックシーモア」、第2位の「LINEマンガ」よりも圧倒的に視聴者が多かったのは?

2位以下に大差をつけて第1位となったのはピッコマだった(​「ニールセン デジタル株式会社」調べ)

続いて第2位は「LINEマンガ」で553万人。2013年にスタートした電子コミックサービス。スマホユーザーなら、ほとんどの人が利用しているだろうLINEで読むことができるため、利用者数も多い。

そして、それらの電子コミック配信サービスを抑えて堂々の第1位となったのは、「ピッコマ」で、視聴者数は圧巻の821万人だった。同サービスがスタートしたのは2016年、韓国系企業の株式会社カカオジャパン(現カカオピッコマ)が運営しているため、国内漫画だけでなく翻訳された韓国漫画も多く配信されているのが特徴だ。

ちなみに、今回の調査では視聴者の年齢層も発表していて、最も多かったのは「35歳〜49歳」で、ついで「18歳〜34歳」という結果だった。30代前半までの若い世代よりも、30代後半から40代の世代の方が多く利用しているというのは少し意外な結果だが、幅広い世代がスマホやタブレット、PCなどで電子コミックを日常的に楽しんでいることがよくわかる。

「コミック」ジャンルのトータル視聴者数上位サービスの年代別GRP%

(​「ニールセン デジタル株式会社」調べ)

35-49歳視聴者 基本指標ポジショニングマップ

(​「ニールセン デジタル株式会社」調べ)

以上、電子コミックの視聴者ランキングのトップ5を紹介した。今では上記以外にも「漫画王国」や「BookLive!」、「DMMブックス」など数多くのサービスがある電子コミック業界。サービスによって、特定のジャンルの品ぞろえが豊富なこともあるため、自分の読みたいジャンルが多くそろえられたサービスを探してみるとよいだろう。

出典元:ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる「コミック」ジャンルの視聴状況を発表【ニールセン デジタル株式会社

オトナライフ編集部
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