現代では、スマートフォンやPCの利用のため、どこにいてもネット環境が不可欠だ。オフィスであれば会社の回線を使ったり、近年は飲食店やホテルでもフリーWi-Fiを設置している場所も増えてきた。では、自宅ではどのような回線を使っている人が多いのだろうか。
今回は、自宅でのWi-Fiの選び方についてのアンケート調査の結果についてお伝えしていきたい。
自宅のWi-Fi環境、最も多いのは固定回線(光回線)!
日本トレンドリサーチは5月10日、ホームルーター.com(運営会社:株式会社 グッド・ラック)と共同で4月に実施した「Wi-Fiの選び方」に関するアンケートの集計結果を発表した。調査対象となったのは「自宅でWi-Fiを使用できる」と回答した全国の男女1,671名だ。
まず、「自宅でどのようなタイプのWi-Fiを使用しているか」の質問では、最も多かったのは「固定回線(光回線)」で68.2%を占めた。2番目に多かったのはコンセントにつなぐだけで簡単に利用できる「ホームルーター」が22.9%、3番手が「モバイル型Wi-Fi」の8.9%となった。
最も支持を集めた固定回線を利用する理由としては「回線速度が速く通信も安定しているため」など性能面を評価する声や、「スマホとセットで、価格が割引きになるプランを利用しているから」とセット割を利用するユーザーも。中には「それしか知らないから」という消極的な理由もあり、人によってさまざまな理由で利用している様子がうかがえた。
ユーザーによって十人十色の理由で、自宅Wi-Fiを選んでいることがわかったが、割合としてはどのような理由が多いのだろうか。「Wi-Fiのプランを選ぶときに重視することは?」の質問の回答で1位となったのは「費用」で48.2%、そして2位には「通信速度」43.7%となり、実に90%以上のユーザーが費用か速度でWi-Fiのプランを選んでいることがわかった。3位の「データ容量」が3.9%という結果からしても、費用と速度が非常に接戦だったことがわかる。
“費用派”には「ネットゲームなどしないので速度を求めていないから」といった“速度不要”の意見と、「固定費になるので、できるだけ安くしたいから」のように“出費を抑えたい”というニーズの2つの理由が存在していることがわかった。
一方の“速度派”では「サクサク進まないとストレスになるから」「ゲームや動画鑑賞が趣味だから」などの意見が多くを占めた。実は筆者も“速度派”なのだが、筆者のようにオンラインゲーム経験者は多くが“速度派”ではないかとも思っている。不安定なWi-Fiでは通信でラグ(遅延)が発生しやすく、オンラインゲームをプレイしていると「ラグで画面が数秒止まるだけでゲームオーバーになってしまう」といった場面も少なくない。プレイヤーとしては絶対に避けたい“ラグ死”だからこそ、“設備投資”の意味合いで少し高くても安定しているプランを使いたい、という意見には同意せざるを得ない。
最近では、賃貸マンションに無料のインターネット回線が用意されている物件も多い。しかし、そうしたWi-Fi環境は基本的にマンション全体で共用となっているため、休日の夜など利用者が増える時間帯は通信速度が不安定になることも多い。“費用派”にとって嬉しい「無料」のWi-Fiは、“速度派”には我慢できない「不安定」なWi-Fiだったりもするのだ。自分にとってベストなタイプのWi-Fiプランを選んで、ストレスフリーなネット利用を楽しんでいただきたい。
出典元:【自宅のWi-Fiどう選ぶ?】重視することは「通信速度」よりも「費用」が上回る結果に!男女1671人に調査【日本トレンドリサーチ】
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