LINEリサーチの調査から「100円ショップでよく購入する商品の種類」ランキングが発表された。100円ショップといえばさまざまなジャンルのアイテムが100円で手に入る、老若男女に愛される人気のお店だ。
そのような100円ショップのアイテムで、世代を問わず支持される圧倒的1位になったのは「文房具・事務用品」だったが、2位以降はある世代を境にくっきりと違いが現れる結果となった。
100円均一、最も購入されているものとは?
LINE株式会社が運営する「LINEリサーチ」が日本全国の男女を対象に「100円ショップに行く頻度やよく買うもの」の調査を行った。
アンケートでは実に8割近くの人が「月に1日以上」100円ショップに行っているという結果が明らかになったのだが、一体どのようなグッズを購入しているのだろうか。「よく購入する商品の種類のランキング」を見ていこう。
よく購入する商品の種類ランキング、全体1位となったのは、約5割が回答した「文房具・事務用品」だった。世代別に見ても、10代から60代まで全年代で1位となっており「文房具といえば100均」というイメージが定着していることが伺える。
続いて、全体2位となったのは「キッチン用品・調理器具」、そして3位は「収納・小分け用品」で、どちらも4割弱の人が購入していると回答した。これらのグッズはSNSをはじめネット上で「便利」「神グッズ」など活用法が拡散されやすい商品でもあり、口コミが人気に拍車をかけている側面もあるだろう。
世代別ランキング、2位が「高齢化」指標に?
世代別ランキングを見てみると、30代以下と40代以上ではっきり傾向が分かれていて興味深い。10〜30代の2位が「収納・小分け用品」であるのに対して、40〜60代の2位は「キッチン用品・調理器具」。期せずして「100均で収納グッズ/キッチン用品のどちらを見るかで、おじさん・おばさん化が測れてしまう」と言える結果となってしまったのだ。
なぜ、このような差が現れたのかは明らかにされていない。しかし同調査では、100円ショップは女性客が多いという結果も出ている。推察だが、年代が上がるほど台所仕事を一任される女性が多くなり、自分の裁量でより効率的に作業をこなすためのキッチングッズを買い求める割合が増えていくのかもしれない。
「お得」「安い」とつい行きがちな100円ショップだが、なかにはかえって割高になるものもある。とくに文房具や筆記用具などの道具類に関しては、割高なだけでなく、質や使い勝手が悪く勉強や仕事の効率を落としてしまうケースもある。
なんでもそろい便利な100円ショップだが、本当にお得な商品を見極めて賢く使っていきたいものである。
出典元:100円ショップに行く頻度やよく買う商品の種類は?【LINEリサーチ】
※サムネイル画像(Image:Agung Setiyawan / Shutterstock.com)