30代40代のサラリーマンが子どものころに流行った「ポケモンカード」が、いま再びブームとなっていることをご存じだろうか。売買も積極的に行なわれており、かつてお小遣いで集めたカードがもしかすると驚きの金額で取引される“資産”となっている可能性があるようだ。
今回は、そんな高騰するポケモンカードの取引金額ランキングについてお伝えしていきたい。
ポケモンカードのプレミア的価値が高すぎる
生配信のオークション形式でトレーディングカード(トレカ)の販売を行なうライブコマースサービスの「ミニッツ」が、トレーディングカードの中でも特に人気が高まっているポケモンカードの取引金額を調査してランキング化した。調査対象となったのは、ヤフオクやメルカリなど国内外の9つのサイトだ。
30代の大人にとっては子どものころに遊んだ懐かしのポケモンカードだが、再ブームの火付け役となったのは2018年7月に発売された「GXスタートデッキ」だ。500円強で60枚のデッキが手に入り、バトルが楽しめるスターターセットをきっかけにポケモンカードに夢中になったのは子どもたちだけではない。親世代となった、かつての子どもたちもこぞってのめり込んでおり、再びレアカードを求めているのだ。その中でも財力を持った大人たちが、億単位という衝撃的な価格でプレミア的価値のついたカードを取引している。一体どのようなカードなのだろうか。
ポケモンカード取引金額ランキング第5位となったのは「2000 Pokemon Neo Genesis 1st Edition Holo Lugia #9 BGS 10 PRISTINE」で取引額は1,740万円だ。
4位は「1998 Pokemon Japanese Promo Family Event Trophy Card Holo Kangaskhan #115 PSA 1」で、こちらも1,780万円と、4位5位の時点ですでにお高い高級車も余裕で買える金額となっていることには驚きを隠せない。
高い値段がつけられたトレカは「初期版」や「限定モノ」
3位にランクインしたのは「Pokémon Blastoise #009/165R Commissioned Presentation Galaxy Star Hologram (Wizards of the Coast, 1998) CGC NM/Mint+ 8.5」でその額は4,280万円と一気に跳ね上がった。
2位となったのは、「1998 Pocket Monsters Japanese Promo “Illustrator” Pikachu Holo PSA NM 7」で1億700万円となりついに億の壁を越えてきた。このカードは1997年から1998年にかけて、コロコロコミックのイラストコンテストの優秀者のみに贈られた貴重なポケモンカードで、海外のオークションサイト「Goldin auctio」で2022年2月に落札されているという。
そして栄えある取引金額ランキング1位に輝いたのは、1999年に出た初期版リザードンのカード「1999 Pokemon Game Charizard Holo 1st Edition Gem mt 10」だ。こちらも海外のオークション取引サイト「Heritage Auctions」において、2022年3月に1枚約4億3,900万円で競り落とされている。
億単位となるトップ2がいずれも2022年に入ってからの取引金額だということからも、ポケモンカードの資産価値の高まりは今まさに最高潮を迎えていると思われる。億は狙えなくとも、数百万単位で取引されているカードは多いという。
引き出しに眠らせているポケモンカードがあれば、今度の休みにでも一度価値を確かめてみてはいかがだろうか。
出典元:ミニッツは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「株式会社ミニッツ」プレスリリースより引用)