メルカリの送料値上げで少しでも利益を減らさないための6つのワザを解説

人気No,1のフリマアプリ「メルカリ」は、2022年6月16日から送料を改定すると発表した。今回の送料改定は、人気の匿名配送「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」も対象になっている。送料が高くなれば、その分メルカリでの利益が減ってしまう……。そこで今回は、送料値上げの負担を少しでも減らすワザを6つ紹介しよう。

メリカリの送料が6月16日から最大150円も値上げに!

公式サイトの発表によると、2021年9月の単月で月間利用者数が2,000万を超える人気フリマアプリ「メルカリ」。そのメルカリが、2022年6月16日から配送サービスの利用料金を一部値上げするのはご存じだろう。

詳細はこちらの記事で説明しているので確認してほしいが、なんと、最大150円も値上げされることになったのだ。

メルカリでは、出品の際に商品が売れやすくなるよう、送料を出品者負担にしていることが多いと思うが、今回の送料値上げで、その分利益が減ってしまうことに……。そこで今回は、できるだけメルカリの送料を抑えられるワザを紹介しよう。

●メルカリびより「メルカリ便の配送サービス料金改定のお知らせ」→こちら

(Image:jp-news.mercari.com)

2022年6月16日より、らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便のサービス料金が改定される(画像は「メルカリびより」公式サイトより引用)

利益を減らさないためにできる6つの対策

【1】配送方法を普通郵便に変更する

「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」は、格安で匿名配送ができるので、メルカリでは人気の配送方法だ。ただし、普通郵便で送れるものであれば、そちらのほうが安く済む場合も多い。

たとえば、らくらくメルカリ便の「ネコポス」はA4サイズ、1kg以内、厚さ3cm以内で210円(改定後の料金)なので、定形外郵便なら同じサイズでも、120円から利用することができる。

とはいえ、郵便は匿名配送もできず、追跡機能や補償もついていないので、万一のリスクもある。したがって、いくら送料が安くても、これらのリスクを考えると、高価な商品を送るときに定形外郵便を使うのは避けたほうがいいだろう。なお、普通郵便の発送方法はこちらで詳しく説明している。

配送方法 サイズ 料金
定形郵便 縦14~23.5cm以内
横9~12cm以内
厚さ1cm以内
25g以内 84円
50g以内 94円
定形外郵便(規格内) 縦34cm以内
横25cm以内
厚さ3cm以内
50g以内 120円
100g以内 140円
150g以内 210円
250g以内 250円
500g以内 390円
1kg以内 580円
定形外郵便(規格外) 3辺合計90cm以内
(縦60cm以内)
50g以内 200円
100g以内 220円
150g以内 300円
250g以内 350円
500g以内 510円
1kg以内 710円
2kg以内 1040円

郵便で発送する場合の料金。規格内の定形外郵便なら120円から送れる。ただし、匿名配送はできないので注意!(表は郵便局の公式サイトを参考に編集部で作成)

【2】「クリックポスト」や「スマートレター」を活用する

こちらも配送方法を変えるというワザ。日本郵便のサービス「クリックポスト」「スマートレター」を利用すれば、送料が200円以下に収まるのだ。

スマートレターは、まずコンビニなどで専用封筒を180円で購入し、そのままポストに投函するスタイル。ただし、こちらは匿名配送や補償はついていない。

一方、クリックポストならA4サイズ、1kg以内なら198円、スマートレターはA5サイズ、1kg以内で180円だ。封筒は何を使ってもOK。しかも、追跡サービス機能もついているのが安心。

●郵便局「クリックポスト」→こちら

配送方法 サイズ 料金
クリックポスト A4サイズ以内
縦14~34cm以内
横9~25cm以内
厚さ3cm以内
1kg以内 198円
スマートレター 専用封筒A5サイズ
縦25cm
横17cm
厚さ2cm以内
1kg以内 180円

クリックポスト、スマートレターの料金。サイズ内におさまれば200円以内で済むのがポイント(表は郵便局の公式サイトを参考に編集部で作成)

(Image:clickpost.jp)

クリックポストは、自宅で簡単に支払いとラベル作成ができ、全国一律料金で荷物を送れる。また、追跡サービスも利用可能だ。ただし、厚さ3cm以内、重さは1kg以内となっている(画像はクリックポスト公式サイトより転載)

【3】配送料金の改定前に商品を売る

送料の値上げが行われるのは6月16日の正午以降なので、もし、売りたい物があるのにまだ商品を出品していないという人は、今すぐ出品しよう。

実は、メルカリでは2022年6月16日(木)午前11時59分59秒までに商品が購入されれば、発送が6月16日を過ぎても旧料金で利用することができるのだ。

(Image:jp.mercari.com)

タイムリミットは6月16日だ。出品してすぐ売れるわけではないので、早めに出品しておこう(画像はメルカリプレスキットより転載)

【4】送料を購入者負担にする

メルカリでは、送料を出品者負担にするか購入者負担にするかを選べる。購入者負担の場合、商品の値段とは別に送料を着払いで払うことになる。これなら出品する側は送料を気にしなくてもいい。

だが、この方法だと買い手側には送料が分からないこともあり、商品を購入しにくいという大きなデメリットがある。送料負担をどちらにするかは、よく考えて出品しよう。

メルカリアプリの出品画面→商品情報の入力画面から、「配送料の負担」を選ぶ(左写真)。これを「着払い(購入者負担)」にすると、送料の負担は購入者側になる(右写真)

【5】商品の値段を少し高めに設定する

配送料が高くなった分は、出品する商品の値段でカバーする方法もある。たとえば、もともと500円で出品していた商品は550円にして再出品するなどして、送料の値上げ分を少しでも回収できるよう金額を調整してみよう。

もちろん、値段が高くなればその分商品は売れにくくなる。とくに、同じような商品が安く大量に出品されている場合は厳しいだろう。とにかく早く処分したいときにはおすすめできない。

(Image:jp.mercari.com)

早く売るには、ライバルより10円でも価格を安くすのがメルカリの鉄則だが、送料の値上げで利益が出ないときは価格の見直しもやむを得ないだろう(画像はメルカリプレスキットより転載)

【6】ほかのフリマアプリを利用する

フリマアプリは「メルカリ」以外にも、「楽天ラクマ」や「PayPayフリマ」などもある。この3つのフリマアプリのなかでは、利用者数が多いメルカリがいちばん売れやすいというイメージがある。

しかし、商品が売れたときにかかる販売手数料で比較してみると、実はメルカリがいちばん高い。しかも、今後メルカリの送料が高くなると、価格の安い商品は送料分+手数料で赤字になってしまう場合も考えられる。

急いで処分したい場合は別だが、もし、売れるのを気長に待てるなら、販売手数料が安いほかのフリマアプリを使ってみるのも手だろう。3大フリマアプリについてはこちらの記事が参考になるはずだ。

サービス 販売手数料 1000円の商品が
売れた場合の販売手数料
メルカリ 10% 1,000円×10%=100円
楽天ラクマ 6%+税 1,000円×6%+税=66円
PayPayフリマ 5% 1,000円×5%=50円

3大フリマアプリの販売手数料比較。PayPayフリマは5%でなんとメルカリの半額! 楽天ラクマもアリも6%+税なのでメルカリよりは安くつく(表は各フリマアプリサイトで調査して編集部で作成)

まとめ

いかがだろうか? メルカリの送料が値上げされるのは6月16日。売りたい商品があればできるだけ早めに出品しておこう。もし、それ以降に商品を出品する場合は、やはり価格を上げたり配送方法を見直すしかないだろう。

もし、急いで商品を処分しなくてもいい状況なら、これを機に、利用するフリマアプリを別のものにするといった方法も視野に入れておきたい。

メルカリの色々なお得な使い方に関しては詳しくこちら【#メルカリの使い方】にまとめています。

※サムネイル画像(Image:slyellow / Shutterstock.com

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