メルカリの「専用ページ」とは、購入したい人が確実に商品を購入できるように、出品者側が「お取り置き」用に作成する商品ページ。メルカリは基本的に「早い者勝ち」のシステムなので、「絶対に購入したい」と考えているユーザーから専用ページの作成を求められることがよくあります。
しかし、専用ページの作り方を知っておかないとトラブルの元になってしまうことも。そこでこの記事では、メルカリの専用ページの作成方法を画像付きで解説。専用ページで起こりがちなトラブルを回避するコツもご紹介します。
【目次】
1.【出品者向け】メルカリの専用ページの意味は「お取り置き」
2.メルカリ専用ページを作る前に知っておきたい「トラブル回避」のコツ
3.【出品者向け】メルカリの専用ページの作り方のコツ
4.メルカリの専用ページでお取り置きするメリット
5.メルカリの専用ページでお取り置きするデメリット
6.【購入者向け】メルカリで出品者に専用ページを作ってもらうときの例文
7.まとめ
【出品者向け】メルカリの専用ページの意味は「お取り置き」
メルカリの「専用ページ」は、特定のユーザーのために商品を「お取り置き」するために作成する商品ページのこと。
「専用ページ」を作成するシチュエーション |
1.商品の取り置きを依頼されたとき 2.値下げ交渉が成立したとき 3.送料負担の条件を変更したとき 4.複数商品を同じ相手に販売するとき 5.セット販売の商品をバラ売りに変更するとき |
メルカリで専用ページの作成が必要になるのは、上記のような場合です。とくに購入者から「専用にしてください」と頼まれるケースが多いです。また、「ぜひ商品を購入したい」と思いつつも、すぐに決済できないため「お取り置きしてください」と依頼されることもあります。
メルカリ公式の「専用ページ」への見解
メルカリ公式サイトによると、メルカリはあくまで「最初に購入手続きをした方と取引を進めていただくルール」とのこと。専用ページでの出品はあくまでユーザーの独自ルールのため、独自ルールに基づいて取引をしなかったり、キャンセルすることは迷惑行為に当たるとのこと。
詳しくは後述しますが、専用ページで出品して別の人に購入されてしまった場合も、出品側からはキャンセルができないため、注意しましょう。
「専用にしてください」と購入希望者に言われたらどう対処すべき?
購入者から「専用にしてください」と頼まれた場合は、期限を区切って対応することをおすすめします。専用ページを作成したからと言って、必ず購入してくれるわけではないため、「~日までに購入手続きをお願いします」など条件付きで合意するといいでしょう。そもそも個別対応する余裕がなければ、断ってしまうのもひとつの手です。
【詳細】メルカリ専用ページを作る前に知っておきたい「トラブル回避」のコツ
メルカリで専用ページを作る前に把握しておきたいトラブル回避のコツをご紹介します。
専用ページは期限を決める
先述した通り、専用ページは期限を決めることが大切です。とはいえ、長い期限を設定してしまうと、その分自分もその商品を売ることができなくなるため、できる限り短めにするのがおすすめ。
「給料日まであと3週間あるので、それまで待ってください」といったお願いは断ってしまうのもひとつの手です。
横取りされてしまった場合はキャンセルできない
横取りされてしまった場合でも、出品者から一方的にキャンセルできません。
詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
「マイルール」を作って出品時に明記しておくのも1つの手
メルカリで商品をスムーズに販売するため、出品時に専用ページで「マイルール」を明記しておくのが効果的です。例えば、専用出品後3日経っても購入手続きが行われない場合、通常出品に戻すなどです。最初から「即購入禁止」と明記しておくと、最低でも1回は相手とやり取りできるので、相手のマナーを見極めることも可能です。
【出品者向け】メルカリの専用ページの作り方のコツ
一目で専用ページと分かりやすい出品ページを作ることは、トラブルを回避するひとつの手段。分かりやすいメルカリ専用ページの作り方のコツをご紹介します。
専用ページ作成のコツ
メルカリの専用ページは、既存のページを編集して専用ページに作り変えるのが基本。メルカリの仕様上、新たにページを作成すると、購入希望者に共有するのが難しいためです。既存のページを専用ページに編集する手順は下記のとおりです。
画像作成のコツ
専用ページに掲載する写真には大きく「専用」といった文字を入れるようにしましょう。専用ページでの出品者はすでに商品の状態を把握しているため、商品の細かい部分が分からなくなっても構いません。
再出品する
画像の編集が終わったら再出品しましょう。
専用ページ作成後、元の出品ページは「削除」か「出品停止」
メルカリの専用ページの作成は、先ほどの手順で元のページを編集して行うのが基本。しかし、セット販売していた商品をバラ売りして専用出品する場合は、新規ページを作成する必要があります。その場合の手順も前述した内容とほとんど同じですが、元の商品ページの内容が不完全になるため、下記の手順で「削除」か「出品停止」するようにしましょう。
メルカリの専用ページでお取り置きするメリット
メルカリで専用ページを作ることは、確実に買ってくれる人を確保するということでもあります。「買いたい」と申し出てくれる人は高確率でその商品を購入してくれるという大きなメリットがあります。
メルカリの専用ページでお取り置きするデメリット
一方、メルカリの専用ページにはデメリットも存在します。
専用ページを作っても「購入してくれない」人もいる
いたずらや、誠意のない人など、専用ページを作ってくれと頼んできても、実際には購入してくれないケースもあります。
先述した通り、専用ページはあくまで「独自ルール」に基づくもののため、専用ページから買ってくれなかったからと言って、メルカリ側にそのユーザーを通報はできません。
起こってしまったトラブルは回避不可
専用ページで横取りなどのトラブルが起こってしまっても、メルカリ側は関与してくれません。つまり、起きてしまったトラブルを回避する方法がありません。
そもそもトラブルを起こしたくない場合は専用ページを作らないようにするのもひとつの手。
【購入者向け】メルカリで出品者に専用ページを作ってもらうときの例文
補足として、メルカリ購入者向けに、出品者に専用ページを作ってもらうときの依頼例文をご紹介します。
・はじめまして。こちらの商品の購入を考えているのですが、給料日が明後日なので、それまで専用ページにして取り置きしていただけないでしょうか。明後日になり次第、すぐに購入させていただきます。
・こちらの商品ですが、2,500円でしたら即決で購入したいと考えております。もしお値引きいただける場合は専用ページにしていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
まとめ
メルカリで専用ページを作成する場合は、トラブルを回避するために、購入予定者以外の第三者がそのページを見たときに、それが取り置きしている商品であると一目で分かるように表記することを心掛けましょう。また、出品時に予めルールを明記しておいたり、購入期限を設定した上で取り置きに合意するのも1つの手です。トラブルなく円満に取引が進められるよう、出品者側も注意を払うことが重要です。
また、メルカリに出品から発送、売買に関してのコツは、株式会社物販総合研究所の記事を参考にしてください。