スマホケース「手帳型」使用率50代が最大、その理由が深刻【スマートフォンPLUS調べ】

みなさんはスマートフォンを使用するときにスマホケースは使っているだろうか? 単色のシンプルなデザインからキャラクターの描かれたもの。さらには、デザインだけでなく機能性も重視した、スマホリングやカード入れ、手鏡のついたタイプなど、ユーザーの好みに合わせて多種多様なケースが存在する。

今回はそのようなスマホケースに関する調査結果についてお伝えしていきたい。

スマホケースの利用ユーザーの割合が判明

一番割合の低かった50代でも5人のうち4人は、スマホケースを使用している(​株式会社NEXER「スマートフォンPLUS」調べ)

株式会社NEXERの運営するスマートフォンメディア 「スマートフォンPLUS」は6月28日、同月に実施したスマホユーザーに対して「スマホケースの使用」についてのアンケートの調査結果を公表した。

まず「スマホケースを使用しているか」の質問については、「30代以下」と「60代」がともに88.7%が「使用している」と回答している。一方で「40代」は83.3%、「50代」は82.0%と、意外にも60代のほうが40~50代よりもスマホケースを使っていることが明らかになった。

そして、使用しているスマホケースのタイプをたずねる質問では、「30代以下」「40代」「50代」「60代」とすべての年齢層で「手帳型」が最多に。中でも「50代」は48.9%と、回答者のほぼ半数が手帳型を使用していることがわかった。

はたして、50代の多くのユーザーはなぜ手帳型を選んでいるのだろうか?

どの世代も「手帳型>ソフトタイプ>ハードタイプ」という人気順となった(​株式会社NEXER「スマートフォンPLUS」調べ)

手帳型を使用するユーザーの声で、世代に関わらず多く聞こえてきたのは「スマホを守ってくれる」というポイントだ。実は筆者もハードタイプから手帳型に切り替えたスマホユーザーなのだが、その最も大きな理由が、まさにスマホの画面保護だった。ハードタイプを使用していた頃には、2~3度落とした衝撃で画面を割ってしまい機種変更を余儀なくされていたのだが、手帳型に変えてからは落とす頻度も減ったうえ、いまだに一度も画面を割っていない。その防御力は絶大だ。

一方で、50代以降のユーザーの声にしぼって見てみると、「お尻のポケットに入れたときに誤動作することが多かったので、画面をふれないようにするため。(50代・男性)」「液晶画面の傷防止と、バッグなどの中でミスタッチしてしまうのを防ぐため。(60代・女性)」など、ポケットやカバンにスマホをしまった際の「誤った操作を防ぐ」ことに対して、期待を寄せる意見が多かった。これは40代までの回答者には見られない傾向だ。

たしかに、手帳型は画面まで覆う形状で、誤って画面に触れてしまう頻度は減らせるだろう。しかし一方で、「ワンタッチでスマホが操作できるようになる」ことに疑問を抱かずにはいられない。もしかすると50代以降は、若年層の間では当たり前となっているパスワードや指紋・顔認証といった画面ロックを設定していないのだろうか…?

どのようなスマホケースを選ぶかは、使い方によってさまざまなため、外野がとやかく言うべきではないだろう。しかし、今や“個人情報の塊”となっているスマホをロックもかけずに使っているとしたら、その点についてはセキュリティの観点から「やめたほうがいいですよ」と伝えなければならないだろう。今後は手帳ケースを使うシニアユーザーを見かけたら、注意を促してあげるのもよいかもしれない。

出典元:【スマホケース】50代の48.9%が「手帳型を使用」年代での差は? 男女600人に調査!【スマートフォンPLUS

オトナライフ編集部
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