DMMでMasterCardのクレジットカードでの決済ができなくなることが発表され、ネット上で大きな話題となっている。MasterCardといえば、クレカの国際ブランドのひとつで、日本国内でも利用者は少なくない。DMMがそのように大きな影響を及ぼす決断に至った理由はなんなのだろうか…。
今回はDMMの決断によって起こる変化や、ネットの反応についてお伝えしていきたい。
DMM、MasterCardでの決済ができなくなることを発表
DMMは自身のHPに「MasterCard変更手続きのお願い」と題した重要なお知らせを掲載。その中で「2022年7月29日14時をもってMasterCardでの決済の契約を終了すること」を発表した。それとともに現在、Mastercardのクレカを利用しているユーザーに対して、VISA・JCB・Amex・Dinersといった国際ブランドに変更するよう求めた。
DMMといえば、多数のオンラインゲームや電子書籍、映像作品が見られたり、FX取引やオンライン英会話サービス、さらにはアダルトコンテンツ「FANZA」など、さまざまなサービスが利用できる。どれか、ひとつでも利用しているユーザーは、自身の登録クレカの国際ブランドがMasterCardか否かを、今すぐ確認すべきだろう。
SNS上でも、お知らせを見たユーザーから「まじでー? メインMasterCardなんだけどなー」「JCBに切り替えるほうがいいのか?」「サブでVISAを作っておいてよかった」など、さまざまな意見が寄せられている。複数の国際ブランドのクレカを持っている人ならいいが、MasterCardしか持っておらず、これから作る必要がある人にとっては、かなり困った話と言えそうだ。
真相は謎。しかし「表現規制」との関連を疑う声も
ネット上からは「なんでDMMさん、MasterCardが使えなくなるんだ」と、疑問に思う声も少なくなかった。たしかに、MasterCardユーザーであれば、DMMが“出入り禁止”にした理由を知りたいと思うのは当然だろう。
MasterCardの取り扱い終了の理由について、DMMは複数の報道機関に対し「諸条件が折り合わなかった」と回答していることが報じられている。一方で、ネット上からは「コンテンツなどの表現規制に関連しているのではないか」といった見方も出てきている。真相は当事者のみぞ知る話だが、こうした動きが今後、別のサービスに広がっていく可能性もゼロではない。
仮に、実店舗でも利用できないクレカが出てくるようなことになれば、「何かあると困るから、念のため現金を持っておこう」という場面が増えることにもつながるだろう。せっかく広がった、キャッシュレス決済の流れを巻き戻すようなことがないように、祈りながら今後の動向を詳しく見守っていきたい。
出典元:MasterCard変更手続きのお願い【DMM.com】