小中学校の頃は、多くの人が塾や水泳、英会話、そろばんなどの「習い事」をしていた人も多いことだろう。では、みなさんは大人になってから、何か習い事をしているだろうか? 株式会社PLAN-Bが運営する商品比較メディア「エラベル」は、836人の大人を対象に「大人の習い事」についてアンケート調査を実施。その結果から「一番やってみたい習い事」ランキングが明らかになった。
大人の習い事への関心は高い!
大人になってから、一体どれくらいの人が習い事に興味を持っているのだろうか。アンケートでは「現在、習い事をしたことがある・していた」が49.2%、「習い事をしたことはないが、やってみたい」が46.4%となり、一方で「習い事をしたことがなく、興味がない」と答えた人はわずか4.4%という結果に。全体で95%以上の人が習い事について前向きなことが判明した。では、大人が「一番やってみたい」と思う人気の習い事は何だろうか。
1位になったのは「ヨガ」だった。142人と2位以下に大きく差をつけた圧倒的な支持となり、人気の高さがうかがわれた。ヨガは女性票が8割を超え、アンケート回答者自体も約7割が女性であることが票数を集めた要因と言えそうだ。
2位に入ったのは「パーソナルトレーニング」で83人だった。しかし、男女別ランキングを見ると男性では1位、女性でも2位にランクインしている。アンケートの男女比率が均等ならば、1位のヨガと競り合ったのではと思わせる人気ぶりだ。パーソナルトレーニングは一人ひとりに合ったマンツーマンレッスンのため、コロナ禍で密を気にする人にもうれしい。
習い事をするなら運動派? 芸術派?
続いて、3位に入ったのは「楽器(ピアノ・ギター)」が69人だ。こちらも男女のバランスよく票を集めたという。楽器は曲を完成させたときなど達成感も得られやすい習い事だ。それ以降に続くものとしては、4位「英会話」(48人)、5位「ダンス」(47人)となり、運動系から芸術系までさまざまなジャンルがランクインした。
習い事を選ぶときに運動派か芸術派かは個人の志向だが、年代別では傾向もみられた。20〜30代は運動派の票が大きく上回っているが、40代から芸術派がわずかながら逆転し50・60代以上でもその傾向は続く結果となった。社会人になり運動する機会が一気に減った若者が「日々、体の衰えを感じている」「まだ身体が若いうちに、体力づくりをしておきたい」とある種の危機感から体を動かす一方で、40代以上では年齢による体力への自信のなさが、運動系の習い事に消極的な姿勢を生み出しているのかもしれない。
子どものころは「やらされている」という感覚すらあった習い事だが、大人になって自分の意思ではじめる習い事は一味違う。ぜひ、挑戦してみてはいかがだろうか。
出典元:大人がやりたい習い事ランキングTOP10|習い事するなら「運動派?芸術派?」836人にアンケート調査【エラベル】