ヤフオク! 絶滅危惧種などを出品禁止物に。オオクワガタなど4000種以上

ネットオークションサイトのヤフオク! 絶滅危惧種の取引についての問題提起が、4年前にTwitterで投稿されていたは、9月29日から絶滅の恐れのある生き物の出品を停止することを発表した。対象となるのは絶滅危惧種、準絶滅危惧種であるオオクワガタ、ニホンザリガニなど4,000種以上にものぼるという。さらに、規制対象でない動植物種でも「特定の地域で希少な生物」や、運営側が「捕獲方法が不適切で生態系や環境に悪影響を及ぼす恐れがある」と判断した出品も削除する場合がある、としている。

ヤフオク! レッドリストのオオクワガタやニホンザリガニなどを出品停止に

(Image:Yosuke Saito / Shutterstock.com)

日本最大級のクワガタであるオオクワガタは、2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧II類に引き上げられたという

ヤフオク! は8月29日、9月29日より絶滅の恐れのある生き物の出品を停止すると発表した。今まで出品できていたことに驚く声もありそうだが、これまでも一部の絶滅危惧種の出品は禁じられていたようだ。

環境省が定めるレッドリストに掲載されている絶滅危惧種または準絶滅危惧種に該当する動植物種も禁止出品対象に(画像は「ヤフオク!」公式サイトより引用)

今回対象となるのは、絶滅危惧種・準絶滅危惧種を中心にオオクワガタ、オオムラサキ、メダカなど4,000種以上にものぼる。ブームとなっているメダカにいたっては、1万7,000件以上出品されているという報道もあり、かなりの数が出品されているようだ。

こうした生き物のネット売買は法の規制がないが、生物多様性への社会的関心が高まっている中で、自主規制に踏み切った格好だ。フリマアプリのメルカリも、今回筆者が探した限りではメダカの出品は見つからなかったので、こちらもすでに対応しているのかもしれない。

●環境省レッドリスト→こちら

絶滅危惧種の取引についての問題提起が、4年前にTwitterで投稿されていた

(Image:yuri-ss / Shutterstock.com)

ブームになってはいるが、絶滅危惧種でもあるというメダカ

実は、絶滅のおそれのある生き物の出品が問題視されたのは、今回に限ったことではない。2018年12月には、とあるTwitterユーザーがヤフオク! でニホンザリガニが多数出品されている様子を公開し、無法地帯ぶりを嘆くツイートを投稿。すると、そのツイートが一気に拡散され物議をかもした。

環境省はこの一件を報じたJ-CASTニュースに対し「倫理的には問題ですが、法律に触れるかというと、そうではないです」とコメント。一見、無責任な発言のようにも思えるが、実は環境省も問題視してはいるものの法的拘束力を持っておらず「売買をしないように、との呼びかけにとどまっています」と権限の限界を垣間見る結果となっていた。それを思えば、今回のヤフオク! の自主規制は大きな一歩と言えるかもしれない。

今回、ヤフオク! が公式に規制したことについて、Twitterでは「英断だと思います」や「まだ課題はあると思いますが、大きな一歩です」と好意的に関心を寄せている意見が多い。

ただ、売買に携わる人の中には人工繁殖を行い適正価格で販売する、正規の手順で販売しているブリーダーなどもいる。そうした、正規業者と違法販売者をしっかりと区別しながら、絶滅の恐れのある生き物を保護するルールができてほしいと強く願う。

引用元:ヤフオク! ガイドライン細則の改定予定について(動植物)【ヤフオク!
引用元:絶滅危惧種のオークション出品が相次ぐ 専門家「生き物への侮辱」と警鐘【J-CASTニュース

オトナライフ編集部
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