小学生や中学生の子どもが「メルカリで商品の買い物や出品をしたい」と言い出したら、父親・母親としては「そもそも使わせていいのだろうか」と悩みますよね。実はメルカリに「年齢制限」はなく、保護者の同意と「家庭のルール」があれば子どもに使わせてもOK。本記事ではメルカリの年齢制限や、子どもにメルカリを使わせる際の注意点を解説します。
メルカリには年齢制限は存在しない | 保護者の同意があれば未成年の利用も可
公式の「メルカリ利用規約」によると、メルカリには年齢制限はありません。

「法定代理人の包括的な同意」とは、原則として「親権を有する父母の同意」を指します。そのため、子どもが「メルカリを使いたい」と言い出した場合は、基本的には父親もしくは母親が同意していれば問題ありません
ちなみに「ラクマ」にも年齢制限は存在しない
メルカリに類似するフリマアプリとしては「楽天ラクマ(旧フリル)」が有名ですが、ラクマにも年齢制限はありません。
つまり、フリマアプリはメルカリもラクマも、親の同意があれば子どもが使っても大丈夫だということ。フリマアプリを使うのは、子どもにとっても良い経験になります。たとえば、子どもに自作のアクセサリーや工作などを出品させてみると、自分のお小遣いを自分で稼ぐ経験になりますよ!
子どもがメルカリを使う際「アカウント」は親のものを使うべき?
子どもがメルカリを使う際、親のアカウントを使わせるべきかどうかは、子どもの「年齢」によって変わります。

メルカリ公式プレスリリースによると、中学生以下の子どもの場合は、親のメルカリアカウントを使うケースが大半。小学生の場合は98%前後が親のアカウントを使わせています。一方で子どもが高校生以上の場合は、過半数が自分のアカウントを使用しています
(画像・データはメルカリ公式プレスリリースより引用)
筆者としては、年齢問わずはじめのうちは親のアカウントを使わせておき、高校生以上の場合はアプリの使用感や取引に慣れた段階で自分のアカウントを使わせるのが妥当なところではないかと考えます。
子どもがメルカリで「商品を買いたい」と言い出した際の注意点
子どもがメルカリで「商品を買いたい」と言い出したら、「家庭のルール」を決めたうえで購入させてあげましょう。
親のアカウントを一緒に使う場合は、操作自体は子どもにさせるものの、購入画面で決済完了するところまでは親が付き添うことが重要。これは、購入する商品や決済方法などの間違いを防ぐためです。

ちなみに買い物の際は、お小遣いの範囲での購入を「家庭のルール」としたうえで、決済手段はコンビニ払いにするのがおすすめです。商品購入画面で、支払い方法に「コンビニ/ATM払い」を選択するように子どもに伝え、購入完了まで付き添いましょう。親のカードで立て替えて決済するよりも、店頭で自分のお小遣いで支払う方が「買い物をしている」実感が湧きやすいものです
なおメルカリのコンビニ払いについては、こちらで詳しく解説しているのでご参考ください。
子どもがメルカリで「商品を売りたい」と言い出した際の注意点
子どもがメルカリで「商品を売りたい」と言い出したときは、基本的には商品の出品から取引まで親の管理下で行うようにしましょう。

メルカリ公式プレスリリースによると、出品に関するほとんどの工程は、親が行う・もしくは親の管理下で行うというケースが大半です。筆者としては、購入者とのトラブルを防ぐために、少なくとも出品ページの作成や取引メッセージは、親が行うほうが良いと考えます
(画像・データはメルカリ公式プレスリリースより引用)
そのほかにも「売上は親が管理する」など、家庭内でしっかりルールを定めたうえで、子どもにメルカリへの出品を許可しましょう。
まとめ | 家庭内でルールを決めればメルカリは「子どもがビジネスを学ぶ」場として使えます
メルカリの年齢制限や、子どもがメルカリで商品の購入・出品を行う際の注意点をご紹介しました。筆者としては、小学生低学年などの小さな子どもであっても、メルカリを使わせることは「良い教育」になると考えています。
メルカリは子どもが初めて商品の値付けなどを体験できる、「子どもがビジネスを学ぶ場」として最適です。たとえばシーグラスを集めて売ってみたり、自作のアクセサリーを出品してみたりすると、将来に役立つ貴重な経験になるでしょう。
この機会に家庭でルールを定めたうえで、教育の一環として子どもにメルカリを使わせてみてはいかがでしょうか。