クロス・マーケティングが、全国20歳〜69歳の男女を対象に行った「手帳に関する調査(2022年)」の調査の結果、紙の手帳を使用している人は全体の約4割ということが判明した。スマートフォンの普及にともない、スマホのアプリなどで予定を管理する人もかなり増えてきている印象があるが、紙の手帳は現在、どのように使われているのだろうか?
紙の手帳のみを使う人は全体の約2割
同調査では、使っている手帳タイプやデジタルツールとの併用状況、紙の手帳の使い方、選び方のこだわりなどを調査している。
冒頭でも述べたが、紙の手帳を使用している人は42.5%と約4割。半数にも満たないようだ。使っている手帳タイプは、「月間マンスリータイプ」が22.4%と最も多く、「手帳以外のノートやメモ帳」の10.4%、「週間レフトタイプ」の5.1%が後に続く。
また、紙の手帳を使っている人のうち、紙の手帳のみを使用している人は50.4%であった。残りの49.6%の人は、紙の手帳とデジタルツールを併用しているようだ。つまり、紙の手帳のみを使用している人は全体の約2割という結果になったと言える。当然…と言うべきかもしれないが、やはり若年層ほどデジタルツールとの併用者が多い。
紙の手帳は自由度の高さがウリ
紙の手帳の使い方について質問したところ、約8割が「自分のスケジュール管理」として使用しているとのこと。この回答が最も多いのは、紙の手帳のみ使用者・デジタルツールと併用者のどちらにも共通している。
紙の手帳の使い方について、紙の手帳のみ使用者の回答の中でついで多かったものは順に、2位「ちょっとしたメモなどとにかく何でも書く」、3位「家族のスケジュール管理」、4位「仕事のメモとして」…と続いていく。
対して、デジタルツールとの併用者の回答の中でついで多かったものは順に、2位「仕事のメモとして」、3位「To Do リストの管理」、4位「家族のスケジュール管理」…と続いていく、という結果だ。
さらに、紙の手帳を選ぶ時のこだわりについて質問すると、最も多かった回答は「1月始まり」、2位が「かさばらないサイズのものを選ぶ」、3位が「祝日や祭日が書かれている」。
また、予定を管理するデジタルツールの使い方として、最も多かった回答は「自分のスケジュール管理」が80.2%でトップ。
なお、あえて紙の手帳を使う理由やこだわりへの回答を一部抜粋すると、「書いた方が記憶に残る」「書いた方が、頭が整理される」という手書き派の意見や、「デジタルは味気ない」という紙へのこだわりをはじめ、「書き込みの字の大きさや書き方で物事の軽重を簡単につけられる」という書き込みへの自由度の高さを評価する声も。「シールを貼ったりしてデコができる」なんていう可愛らしい意見も見られた。
出典元:手帳に関する調査(2022年)【株式会社クロス・マーケティング】
※サムネイル画像は(Image:「株式会社クロス・マーケティング」プレスリリースより引用)