近年、サブスクサービスの拡大が破竹の勢いで拡大しており、動画配信や音楽はもちろん、ファッションや家具、ホテル、車など、サブスクで利用できるジャンルは多岐にわたる。しかし、酒にまつわるサブスクはあまり聞かないため、一部の愛飲家は少し残念に思っているかもしれない。今回はサブスクの利用率と、愛飲家が望む理想のサブスクサービスとは何かを紹介していこう。
2人に1人はサブスクユーザー、20代は70%以上の利用率
株式会社カクヤスが、カクヤスユーザーを対象にサブスクについて調査を実施。サブスクの利用率は51.8%で、年代別では20代が7割越えという結果に。30代は64.8%、40代も56.0%と比較的若い世代を中心に活用されているようだ。
どのようなジャンルのサブスクを利用しているかというアンケートでは、最も多かったのは43.9%で「映画・ドラマ・動画配信」。ついで「音楽配信」「本・雑誌・マンガ」がランクイン。やはり“見放題”サービスの人気が高いようだ。
一方、サブスクを利用しない人へ、その理由を尋ねると「よくわからないから」という回答が多数、挙がった。「定額料金で使い放題」という特徴が本当に自分にとって得があるかがわからず、利用するまでに至らない人が少なくないようだ。
また「管理しないと必要以上に支払ってしまいそう」という意見や「必要なものを必要な時に購入したほうがよい」という声も。コスト管理にハードルを感じている人には、なかなか手を出しにくいサービスなのかもしれない。
酒好きが考える理想のサブスクとは?
理想のサブスクサービスについての質問では、「映画館で映画見放題」「温泉施設」「交通機関」など、利用頻度の高い娯楽施設や移動手段についてのサブスクが寄せられた。しかし、最も多かったのはお酒に関するサブスク。
「酒好きの考える理想のサブスク」ということで、「ジャパニーズウイスキーや日本酒の飲み比べができるサブスク」「居酒屋のサブスク」「おすすめのお酒と料理のマリアージュセット」など、カクヤスユーザーの願望が詰まった意見が集まっている。
上記が実現すれば、酒好きにはたまらないだろうが、利益やシステムの複雑さを考えるとなかなか容易ではないかもしれない。しかし、カクヤスは「チアパス」というサブスクサービスを展開しており、月々税込550円で毎日ドリンク1杯が無料になるという。対象は1都3県を中心とした約1,200店舗。現在は1年間月額料金が無料になるサービスも実施しているため、気になる方を確認してみるとよいだろう。
自分にあったサブスクを選ぶには、料金とサービス内容を比較するのはもちろん、自分の利用頻度や申し込み・解約のしやすさなども考慮する必要があるだろう。仮に理想的な酒のサブスクサービスが実現しても、その点は同様だ。酒か否かにかかわらず、できるだけコストパフォーマンスが高く、飽きずに利用できるサブスクサービスを選べると生活の質が向上するかもしれない。
出典元:2人に1人がサブスク利用者! お酒好きが考える理想のサブスクとは? ― カクラボ調査隊 酒呑みに聞いた今どき事情【カクラボ】
出典元:チアパス「月額550円で毎日ドリンク一杯無料!」【カクヤス】
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