ウィズコロナとの風潮が定着しており、外出に大きな抵抗を感じる人は少なくなってきたかと思われるこのごろ、東京メトロ(東京地下鉄)が「東京メトロ24時間券」のきっぷセットを販売開始した。使用開始から24時間自由に乗り降り可能で、日をまたいでも使用できる。価格は100枚セットが6万円、50枚セットが3万円で有効期限は6カ月となっており、法人向けには社員が商談時などの利用にといったことが想定されている。
「東京メトロ24時間券」100枚・50枚セット 初のオンライン販売開始 Amazonで購入可
東京メトロ(東京地下鉄)が「東京メトロ24時間券」のセット売りをはじめた。100枚か50枚のセットになっており、その名の通り使用開始から24時間は東京メトロ全9路線が乗り降り自由だ。このセットの乗車券は、総合オンラインストア「Amazon.co.jp」と法人・個人事業主向けのEコマース「Amazonビジネス」で購入できる。
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
今までも「東京メトロ24時間券」は券売機や窓口(定期券売り場)で当日券や前売り券として単体で購入できたが、乗車券をオンラインで通年販売するのは同社初の試みだ。価格は100枚セットが6万円、50枚セットが3万円で有効期限は6カ月となっている。
まとめて経費精算ができるため法人や個人事業主には、手間が省けてメリット大
法人や個人事業主は、これを使うメリットがいくつかありそうだ。まとめて購入できるので、経費精算の手間が省けること、複数人の社員が外回りや商談時などに使用すれば、50枚のセットでも6カ月という使用期間を気にせずに消費できるのではないか。
また、24時間以内に東京メトロ線を4回以上、長距離の場合は2回乗車すると、その都度きっぷを購入したり、ICカードで精算したりするよりお得になるので、ホームページに案内があるように、御朱印巡りで複数の駅に降り立ちたい場合や、スイーツ巡りで、何カ所もお店を回りたいといったシーンでもお得に利用できるだろう。24時間以内なら日付をまたぐのも可能なので、土曜の12時出発で日曜の12時まで遊ぶといった使い方もできる。
なお、このきっぷなら「ちかとく」という、提携している施設やショッピングモール内の飲食店などで割引があったりと、サービスを受けられる特典を使うこともできる。
東京メトロはコロナの影響で利用者が減ったことにより、民営化後初の赤字を出している。定期券の利用者が29%、それ以外の利用者が40%減少しており、今後、コロナが完全に収束しても、テレワークの定着などで定期券利用者の需要回復は見込めないという見通しだ。そのような状況なので、休日の乗り放題サービスを行ったり、駅周辺の商業施設の開発に力を入れたりしており、今後も利用者によって使いやすいサービスが提供されることを期待したい。
引用元:24時間乗り放題|東京メトロ24時間券【東京メトロ】
引用元:東京メトロ 東京メトロ24時間券(前売り) 大人50枚セット【Amazon】
※サムネイル画像は(Image:「Amazon」公式サイトより引用)