ブラックフライデーで盛り上がる11月下旬〜12月上旬のシーズン。年に一度の大型セール時期をすでに楽しんでいる方もいることだろう。しかし、注意してほしいことがひとつ。どうやら、楽天市場や楽天カードを名乗るフィッシング詐欺の報告が相次いでいるようだ。本記事で紹介するようなメールがもし送られてきたら、詐欺の可能性もあるので注意してほしい。
年内ラストの楽天スーパーSALEの時期だからこそ注意!
元々はアメリカの文化であるブラックフライデーだが、近年は日本でもかなり定着してきている。
2022年の楽天のブラックフライデーは、11月22日20:00〜11月27日1:59までの開催だが、ブラックフライデーが終われば、すぐに12月4日20:00〜12月11日1:59の期間に「楽天スーパーSALE」がやってくる。年内最後の「楽天スーパーSALE」を楽しむ方に気をつけていただきたいのが、楽天市場や楽天カードを名乗るフィッシング詐欺だ。
フィッシング対策協議会によると、以下のような件名で詐欺のメールが届くことが多いという。
【楽天市場】アカウントの支払い方法を確認できず、注文をキャンセルできません
【楽天市場】アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できません
【楽天市場】情報の有効期限が切れ、アカウントの使用が停止されました
【緊急連絡】[楽天市場]情報の有効期限が切れ、アカウントの使用が停止されました
せっかくのビッグセールで悲しい思いをしないために
ここで紹介している詐欺メールの件名は一例にすぎず、他の件名も使われている可能性もあるので、上記の件名に当てはまらないからといって「本物だ」というわけではないので、その点も要注意だ。
この詐欺メールは、楽天カード会員専用サービス「楽天e-NAVI」の会員情報更新が必要、24時間以内に更新が確認できなかった場合はアカウントをロックする、などといった内容で、偽の楽天Webサイトに誘導するもの。誘導された先の偽Webサイトで個人情報を盗もうとしてくる。
ユーザID・パスワード・登録するカードのブランド・カード番号・カード有効期限年月・セキュリティコード・楽天ポイントカード番号・本人認証サービスパスワードなどの入力欄が偽Webサイトにあっても、決して入力したり選択したりしてはいけない。
フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見わけるのはかなり難しい。そのため、「サービスへログインする時は、メールやSMS内のリンクからアクセスしない」という対策は有効だ。日頃から、いつも利用しているスマートフォンの公式アプリや、ブラウザーのブックマークなどからアクセスすることを心がける、迷惑メールフィルターの設定を使うのもよいだろう。
引用元:楽天市場および楽天カードをかたるフィッシング (2022/11/10)【フィッシング対策協議会】
※サムネイル画像は(Image:「フィッシング対策協議会」より引用)