年賀状はハガキ?LINE?SNS? そもそも「送らない」人が約4割!?【ビッグローブ調べ】

2022年も残すところあと少し。今年お世話になった人に対し、新年の挨拶として年賀状を送る人もいるだろう。しかし最近は、親しい人には年賀状ではなくSNSやメッセージアプリで挨拶する人も増えているといわれている。たしかに、メッセージを送るだけで完了するならば、メッセージアプリを使用した方がかなり楽だろう。

スマートフォン利用者の多い若者を中心に年賀状離れが進んでいることが予想されている。そこで今回は年賀状についての調査結果から、年賀状を取り巻く現状を見ていこう。

年賀状を送らない人は40%以上も。年末年始はゆっくり過ごしたい人がほとんど?

年賀状は、あげる人によってデザインを考えるのも楽しい(「BIGLOBE」調べ)

ビッグローブ株式会社が2022年12月6日~12月7日に、全国の20代~50代の男女1,000人を対象に行ったアンケートによると、昨今の年賀状事情が明らかになった。

まずは、さっそく年賀状を送る人がどのくらいいるのかを確認していこう。「年賀状の送り方」について質問したところ、「年賀状は送らない」と答えた人の割合は、全体の43.1%という結果となった。思っていた以上に送らない人の方が多く、筆者としてはかなり驚きだ。

しかし、SNSやメッセージアプリが台頭したことで年賀状を送る人口が減った、とも一概には言えないだろう。メッセージアプリの「LINEで送る」と回答したのは全体の20.4%、「SNSで送る」と回答したのは10%に留まった。年賀状を「はがきで送る」人は37.8%であったため、年賀状を送らない割合が一番多いという結果に。

そもそも、年賀状を送ろうと考えること自体が減ってきているのかもしれない。たしかに、年末近くは仕事やプライベートも忙しい人が多く、年賀状に割く時間がなかなか取れないことが考えられるほか、年末年始はゆっくり過ごしたいが、年賀状を誰からもらったのか、いちいち確認するのは手間がかかるといえる。

若い人はまだ仕事の付き合いをしているような方も少ないといえるため、送ることの必要性を感じにくいとも考えられるだろう。

年代別に見ると、現代の年賀状事情がより明らかに!

最近交流の無い知り合いの近況を知るのにも使える年賀状(「BIGLOBE」調べ)

若い人を中心に、年賀状および年始の挨拶に必要性を感じていない人は増えていることが調査結果からも予想される。年賀状を送る回答者の内訳を見ていくと、「はがきで送る」と回答した年代は50代が一番多く、53%と半数を超える結果に。

また、一番少ないのは20代で18.8%となった。LINEや電子メールで送る人は30代が一番多いことが明らかに。また、20代で年賀状を送る人で一番多いのはSNSとなっており、世代によって大きく結果が変わることが明らかとなった、といえるだろう。

それでは、一番気になる「年賀状は送らない」回答者の詳しい内訳を見ていこう。やはり、一番多いのは20代でその割合は52.8%であった。半数以上が年賀状を送らないことを考えているとわかった。

一番少ないのは50代の30.4%。思ったよりも送らないと考えている人が多いといえるが、それでもほかの年代と比べると格段に比率が低い。「はがきで送る」の回答と、まったく逆転する結果であるため、年代によって年賀状に対する考え方が変わってきていることは明らかといえるだろう。

長年、日本人の慣習であった年賀状だが、いつか日本全国でも送る人の方が珍しいと言われるようになる未来があるのかもしれない。

出典元:【ビッグローブ株式会社

※サムネイル画像は(Image:​「郵便局のネットショップ」より引用)

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