株式会社Q.E.D.パートナーズは20代~40代の200名(20代:22名、30代:86名、40代:92名)を対象にメール利用について調査を実施。SNSやチャットツールの利用が多い現代において、メール利用の頻度や用途についてアンケートを行った。
過半数の人が「Gmail」をメインに活用
まず「普段利用しているメールアドレスはいくつあるか」という質問では、「2つ~4つ」と回答した方が77.5%と大部分を占めた。「5つ以上」と回答した人も5.0%いるため、8割以上がメールアドレスを複数、持っていることが明らかに。少なくともビジネス用とプライベート用で1つずつは持っている、という人が多いのかもしれない。
続いて「メインのメールは何を使っているか」という質問では、最も利用率が高かったのが52.5%で「Gmail」。さまざまなGoogleサービスと提携しており、その汎用性の高さから人気のようだ。
「プライベートでメールを使う頻度」についてのアンケートでは「ほとんど毎日」が36%だが、一方で「ほとんど使わない」も32%と対照的な結果に。「1~2週間に1回」しか利用しないと回答した人も10%で、仕事以外では日常的にメールを利用する人はそれほど多くないようだ。
79%の人に迷惑メールが定期的に届いている
「パソコンとスマホのどちらでメールを使うことが多いか」という質問では、パソコンが35%、スマホが65%と、スマホが圧倒的に多い。最近では、ビジネスメールでもスマホで確認できるように設定している人も多いので、パソコンでの利用は比較的少ないようだ。
パソコンでメールを利用する人の中でも、「プライベートで利用する人の頻度」を調査したところ、54.3%の人が「ほとんど毎日」と回答。パソコン自体に日頃から触れている人は、メールの利用頻度も高い可能性がある。
「メルマガの受信」については「1~3通」が38.5%と最も多かったが、次点では「まったくナシ」が29%であった。メルマガの受信をしていても、内容をきちんと確認している人は、それほど多くないのかもしれない。
最後に「迷惑メール」についての質問では「頻繁に届く」人が27.5%、「たまに届く」人が51.5%となった。迷惑メールの内容については「大手ECサイトや宅配業者などを装うメール」や「思い当たる節のない当選や請求のメール」など、いわゆる“なりすましメール”が来るという声が多く挙げられた。
仕事でメールを利用する機会は、まだまだ多いと考えられるが、SNSなどの普及により、プライベートで知人との連絡手段として使用している人は、数年前よりかなり少なくなったのではないだろうか。しかし、それでも3分の1ほどの人がほぼ毎日プライベートでメールを活用しており、ビジネスでもしばらく廃れることはない、と考えられるので、コミュニケーションツールとしては、まだまだ現役のようだ。
出典元:【チャットガイド】
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