コロナ禍で一般的になったリモートワークが原因で、運動不足を自覚する人はいるだろうか。ジム通いを検討するものの面倒さが勝り、なかなか実行できないという人が多い中、今、流行っているのが「コンビニ型ジム」だ。このブームの火付け役となったのが、RIZAPが運営する「chocoZAP(ちょこざっぷ)」。今回は、世間の認知度や実際の利用者の声を調査した結果をひも解いてみたい。
chocoZAPを利用してみたい人は25%近くに
chocoZAPは年中無休・24時間営業、すべての店舗を利用できて2,980円(税込3,278円)という、一般的なジムに比べて、かなりの低価格なのが大きな特長だ。さらに、服や靴の着替え、履き替えも不要で、会社帰りのサラリーマンがスーツでトレーニングすることも可能。ジムが続かない原因の多くを排除した、手軽に通いやすいジムだ。また、セルフエステや脱毛マシンもそろっており、これらのマシンは美容に興味のある男性からも注目が高い。
株式会社スパコロが2023年1月10日に発表した「新サービス調査 chocoZAP(チョコザップ)編」によると、東京都在住の20~69歳の9,694人を対象にしたchocoZAPの認知・利用状況の調査では認知率は31.9%。利用経験率は5.2%、現在利用率が4.9%という結果に。都内ではすでに3割超の人が認知し、認知者の16.3%が実際に体験しているようだ。また、利用してみたいかという質問には「利用意向あり」が24.8%にも上り、ニーズの高さが伺える。
低価格と24時間営業の手軽さが人気の理由
chocoZAP利用者の満足している点で一番、多かったのが28.3%の「価格が安いこと」、ついで「24時間利用可能なこと」(24.8%)、「通いやすい立地にあること」(22.2%)と続く。価格・時間・立地の通いやすい条件がトップ3に入り、chocoZAP のキャッチフレーズである「コンビニ型ジム」の狙いが利用者のニーズと合致していることがわかる。
SNSなどの口コミでは「入会時に体組成計とヘルスウォッチをもらえるのが嬉しい」「全店舗利用可能なのが助かる」という声もあり、昼休みに少しトレーニングをしたいときに便利だという利用者も。
逆に、改善してほしいところについては「ストレッチスペースが狭いこと」(18.4%)、「店舗の数が少ないこと」(17.6%)、「シャワーがないこと」(17.4%)など、コンビニ型ゆえに限られたスペースで運営されていることに関連する設備面での不満点が多かった。
広告や公式サイトでは、女性モデルが多く採用され、女性向けのイメージがあるという声もあったchocoZAPだが、利用者の口コミによると店舗と時間帯によっては男性も多いようだ。運動不足やお腹まわりが気になってきたが、本格的なジムに通う覚悟がないという人との相性はかなりよさそうだ。スマホから入会できる手軽さからも、一度、検討してみてはいかがだろうか。
出典元:【株式会社スパコロ】