最近のAmazonは「中華業者の通販」と揶揄されるぐらいに激安で怪しい商品が多く並ぶようになってきた。そのため、普通に検索した場合、怪しい業者が出品する商品ばかり並ぶケースが少なくない。このような商品を検索結果に表示させないようにするには、いくつかの方法がある。
怪しい商品を検索から除外したほうがよい理由
（Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com） Amazonで商品を検索すると、上位に表示される商品の多くは「あまり聞いたことのないメーカー」ながら「激安」で「高評価」なものが多い。「prime」のアイコンが表示されているものが多く、ついつい安心してしまいがちだ。しかし、これらの商品はAmazonが倉庫から発送するだけで、実際には別の業者が出品・販売しているケースがほとんどだ。
このような業者が販売する商品のすべてが粗悪品というわけではないが、低品質な商品も少なくない。不自然な高評価については「企業がお金を払って書かせていたものが存在する」と報じられたこともある。つまり、低品質な商品をフェイクレビューでごまかしている可能性が高い。
また、これらの商品は、どこの会社が製造しているのかも不明なことが多い。そのため、どこの国の製品なのかもよくわからず、本当によい商品なのかは判別しづらい。レビューをよく読めば、それがフェイクかどうかはなんとなくわかるが、膨大な商品数のレビューをすべて読むのは難しい。
このような商品を掴まないようにするには、Amazonが出品している商品だけを検索結果に表示するようにすればよい。Amazonが出品している商品はメーカー正規品がほとんどな上、まったく知らない販売業者よりは信頼度が高い。
検索結果の上位に表示される商品は、異様に評価の高い聞いたことのないメーカーの商品が多い。これらは、極端の低価格で出品されているのも特徴だ。これらの商品は、品質に疑問を抱くものも少なくない
パソコンではURLの末尾に特定の文字列を入れる
パソコンでAmazonが販売する商品だけを検索するには、商品検索結果のURL末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を追加する。これで、Amazon以外の販売会社の商品は表示されなくなる。
Amazonで商品検索をする。検索結果が表示されたら、URLの末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力。「Enter」キーを押そう
出品者がAmazonの商品だけが表示され、怪しい業者の商品は一掃される
スマホのアプリでは出品者を「Amazon.co.jp」でフィルタリングする
スマホのAmazonアプリで検索結果をAmazonが出品した商品に絞り込むには、「絞り込み」メニューを使う。ここでカテゴリーを限定していくと、出品者で「Amazon.co.jp」が指定できるようになる。これで検索し直せば、Amazonが出品した商品だけ表示される。なお、検索結果に表示される商品の数が多いと、出品者で「Amazon.co.jp」が表示されないことがある。この場合は、カテゴリーで絞り込んで商品数を少なくする必要がある。
商品を検索したら「絞り込み」をタップ。「カテゴリー」を開き、サブカテゴリーを選択する
サブカテゴリーを選択すると、さらに下位のカテゴリーが表示されるので、任意のものを選択する
「絞り込み」の下にスクロールさせ、「出品者」をタップ。この中から「Amazon.co.jp」を選択する。これで、Amazonが出品している商品だけが表示される
怪しい業者の商品を購入した人は、Twitterなどで「すぐに壊れた！」といったつぶやきをしている人も多い。せっかく購入するのなら、信用できる商品を購入したいもの。今回紹介した方法で、怪しい商品を検索から除外して掴まないようにしよう。
