【2023最新】アカウント売買が可能なサイト5選 | RMTは合法?違法?取引の注意点も

MMORPGやFPS/TPSなどオンラインゲームが盛り上がりを見せるなか、注目度が高まっているのが、レアアイテムを保有するアカウントごと譲渡する「アカウント売買」や、ゲーム内のアイテムを現実の通貨で取引する「リアルマネートレード(Real Money Trade 、以下RMT)」。

ゲーム内のアイテムを有償で取引するいわゆるRMTの場合、アイテムの売買が可能なサイトを利用して取引が行われます。実際のアイテムの受け渡しはゲーム内で行われています

一方でRMTやアカウント売買はリスクが大きい行為でもあり、20年の歴史を誇る「ラグナロクオンライン」をはじめとして明示的にRMTを禁止するゲームが多いのが現状。

たとえばアカウント売買が可能なサイトに出品しているRMT業者の中には、不正な方法で取得したアイテムを販売しているケースも。オンラインゲーム会社からすれば「不正に取得されたアイテム」を「転売されている」形になるため、規約上厳格に対応せざるを得ないケースが多いです

一方で「すべてのゲーム」がRMTを禁止しているわけではなく、NFTゲームの登場によって市場に変化が起こりつつあるのもまた事実です。

今回は、まずアカウントの売買が可能なサイトを5つご紹介します。加えて、取引の注意点やRMTの違法性などについても解説します。

なお、今回ご紹介する5つのサイトとその特徴は以下の通りです。

サイト名 サイトの特徴
RMT.club ・利用者数や出品数が多い
・「査定出品」という機能がある
GameTrade ・利用者数と取引数が多い
・代行取引も行っている
マツブシ ・100万件以上の取引の実績があり、安全対策の実績がある
・値下がり補償がある
ゲームクラブ ・取引数が増えると、ランクアップをするシステムがある
・口コミの件数が80,000件以上
・専用出品に暗証番号の機能がある
RMTKING ・年中無休のサポート体制
・「BAN保証」がある

具体的な各サービスの詳細は後述します。いずれのサービスでも2023年2月現在、主要なMMORPGやスマートフォン向けRPGなどのアカウントの取引が行われており、アカウントの品揃えは充実しています。なおアカウント売買に関する規約や罰則については、各社の利用規則をご参照ください。

RMT.club | 「査定出品」機能がある

RMT.clubは、国内でも利用者数が多く、出品数も600万件を超える大手RMTサイトです。査定出品など、RMT初心者でも出品しやすい機能が充実しています。

「RMT.club」には購入希望者が買取金額を提示する査定出品という機能があります。売却から24時間以内に出金の手続きが行われるため、売上金が反映されるまでのスピードが早いのも特徴です

RMT.club
会員登録料金 無料
手数料

【売り手】
取引手数料:4%(取引完了時)
商品が1万円以下の場合→400円
出金手数料:0~300円

【買い手】
取引手数料:4%(取引完了時)
商品が1万円以下の場合→400円
決済手数料:クレジット決済の場合→3%
コンビニ決済の場合→300円

ゲームトレード | 代行取引も行っている大手RTMサイト

GameTradeは、多くの利用者数を誇る大手RMTサイトです。RMT以外にも、ゲームを代わりに進めてもらう代行取引なども行っています。

「ゲームトレード」は初出品の人に100円分のポイントプレゼント、出品した商品が売れるとさらに100円分のポイントをプレゼントするキャンペーンを行っています

マツブシ | 安心安全のRMTサイト

マツブシは、不正品の禁止を徹底し、100万件以上の取引を安全に行ってきた実績がある信頼性の高いRMTサイトです。

「マツブシ」は購入後にアイテムの値下がりが発生した場合、購入金額との差額を次回割引に適用できる「値下がり補償」というサービスがあり、安心して取引することができます。また出品時や購入時の手数料が無料のゲームアイテムのフリマサイト「マツブシマーケット」もあります

マツブシ
会員登録料金 問い合わせにて金額確認
マツブシマーケットの場合は無料
手数料

問い合わせにて金額確認

マツブシマーケットの場合

【売り手】
出品料:0円
商品売却時に販売価格の8.8%の手数料がかかる

【買い手】
購入手数料:0円
決済システム利用料が3.3%発生

ゲームクラブは、ユーザーの口コミ件数が80,000件以上あり、取引時の参考情報が多いのが特徴です。取引数に応じて会員ランクがアップする制度があり、ランクアップをするとポイントの還元率も上がります。

「ゲームクラブ」には専用出品に暗証番号をつけるシステムがあります。特定の相手と取引したい場合、暗証番号を設定することによって、取引したい相手だけに商品を売ることができます

ゲームクラブ
会員登録料金 無料
手数料

【売り手】
システム手数料:商品価格の8.8%
取引手数料:銀行振り込み→220円/1回
pringアプリ→150円/1回
デジタルギフト出金→無料
出品手数料:無料

【買い手】
決済手数料:コンビニ決済→一律300円
銀行振込→無料
PayPay決済・クレジットカード決済→購入金額の3%(最低100円~)
pringアプリ→購入金額の3%

RMTKING | 「BAN保証」を含めた安心のサポート

RMTKINGは、年中無休で電話及びメールの問い合わせ窓口が稼働しており、サポート体制が充実しているRMTサイトになります。

「RMTKING」は「BAN保証」というサービスがあり、仮にアカウントがBANされた場合に購入金額と手数料が返金されるので安心です

RMTKING
会員登録料金 問い合わせにて金額確認
手数料

【売り手】
振り込み手数料:口座が楽天銀行の場合→一律52円
それ以外の口座で商品価格が1円~29,999円の場合→150円
商品価格が30,000円以上の場合→229円

【買い手】
決済手数料:smart pit決済の場合→一律150円
それ以外の場合→問い合わせにて金額確認

アカウント売買やRMTは違法? | 法律違反ではなくマナー違反

現在RMTを取り締まる法律はなく、利用規約違反になるおそれはあるものの、法律違反には当たらないと考えられています。ただし、不正にIDやアイテムを取得をした場合は、業務妨害罪や不正アクセス禁止法違反に該当する可能性や、民法上の損害賠償責任を負う場合があります。

ゲーム会社の規約違反には該当することが多い

法律違反には当たらないとはいえ、任天堂など利用規約でRMTを禁止しているゲーム会社は多く、RMTが発覚した場合はアカウント削除などの処分を受けるおそれがあります。
また、レアアイテムの売買等によってゲーム会社が損害を受けた場合、ゲーム会社から民法上の損害賠償を請求される可能性があります。

RMTを明示的に禁止しているゲームの例 | ラグナロクオンライン

たとえば2002年にサービスを開始し、会員登録数400万人以上の老舗オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」は、RMTの禁止を明言しています。

ラグナロクオンラインはRMTを明確に禁止。RMTの増加により「ゲームを楽しむのではなく、利益を得る目的でハッキングや詐欺行為が発生するおそれがある」ことを最大の理由として挙げています。RMTが発覚した場合、ラグナロクオンラインのIDはBANされ、ゲームをプレイできなくなります

ラグナロクオンライン以外にも、オンラインゲームでRMTやアカウント売買を利用規約で禁止しているゲームは多くあります。たとえば累計アカウント数が2700万を超える世界有数のMMORPG「FF14」も、RMTを禁止しています。

一方で「すべてのオンラインゲームがRMTを禁止している」わけではなく、RMTに対する対応は「各社ごとにさまざま」というのが現状です。

NFTゲームの登場によってRMT市場に変化が起きる可能性も大きい

近年新たなゲームとして「NFTゲーム」が登場。これにより、RMTの市場に変化が起きる可能性があります。NFTゲームとは、仮想通貨の「ブロックチェーン技術」をベースに開発されたゲームのことです。

NFTを用いることにより、デジタルデータの唯一性が証明されるため、データそのものやゲーム内のアイテムなどに価値がつきます。実際、ゲーム内のレアなアバターやアイテムなどは、仮想通貨を介して高値で売買されています

NFTでゲーム内アイテムなどの取引がより活発化すると、段階的にアカウント売買やRMTを公式に許可するゲームが増えていくのではないでしょうか。

まとめ

今回ご紹介したRMTサイトの中で、ポイント還元を受けながらお得に取引したい場合は、ランクアップによって還元率が上がる「ゲームクラブ」がおすすめです。取引の安全性を重視する場合は、安全度が高く不正品の対策が充実している「マツブシ」をおすすめします。出品が初めてで不安だという場合は、「RMT.club」で査定出品の機能を利用するのもひとつの方法です。

RMTやアカウントの売買は違法ではないものの、もし行う場合は利用するゲームの規約違反ではないかを確認してから自己責任で行うようにしましょう。

オトナライフ編集部
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