コロナ禍で電話ニーズ上昇!? SNSでなく「電話したい」女性20代の40%弱が回答【セルティア調べ】

コロナ禍を経て、大きな変化が起きた日本のコミュニケーション事情。仕事面ではリモートワークやオンラインミーティングなど、働くうえでの新たな形式が生まれたかと思えば、ものの数年で一気に定着した。日常的なコミュニケーションツールでは、LINEが生活インフラといっても過言ではないほど社会に浸透し、メールに代表される1対1のコミュニケーションから、1対多数というグループ内でのボーダーレスなやりとりが主流となった。

一方で、電話や対面での会話といった、いわば“アナログ”なコミュニケーションは、非効率な過去の手法として扱われてきた。しかし、ここにきてアナログなコミュニケーションの価値が見直されつつあることがわかった。

コロナ禍で生まれた「誰かと電話したい」女性層

コロナ禍のとき、さみしくて誰とか電話したいと思ったことがある?

煩わしいとされていた電話だが、コロナ禍で変化が起きたようだ(「株式会社セルティア」調べ)

電話を取り巻く社会の現状についての調査結果を発表したのは、「2人っきりでゆっくり話せる」通話アプリの運営を行うセルティア。「電話についてどうでもいいアンケート」というユニークな調査タイトルを掲げて、『世の中の男女は今、いったいどんな電話をしているのか?』を把握することを目的に、男女1,000人にアンケート調査を実施。その結果が1月27日に発表された。

発想に富んだ調査項目のなかでも、興味深い調査結果となったのが「コロナ禍のころ、さみしくて誰かと電話したいと思ったことがある」という質問だ。女性20代の36.3%が「(電話したいと)思ったことがある、そういえばそうだったかも」と回答し、電話ニーズが高まるシーンが浮き彫りとなった。

ついで、女性30代が32.0%で続いていることから、女性の方がその傾向が強いことがわかる。結果について同社は、外出制限がされたコロナ禍でネガティブ思考になる状況下になると、恋人などと話したくなると解説している。

女性の50%超が「好きな声のタイプ」があることが判明!

声で異性を好きになったことがある

好きな声に心情が変化するとすれば、電話ニーズがあるのも納得だ(「株式会社セルティア」調べ)

声の力は大きいようで、「声で異性を好きになったことがある」という調査では、4人に1人が「(声で好きになったことが)ある」と回答した。好きという感情まではいたらずとも、女性の半数以上は「好きな声がある」というデータが出ており、声を求めて電話をする女性がいても不思議ではない。

令和に入り「若い世代は電話が嫌い」という通説が浸透していたかに思われたが、どうやら例外もあるようだ。あくまで、親しい関係や好きな声といった前提条件があってこその電話利用なだけに、ミドル世代以降は若者層に対する電話コミュニケーションを慎重に行うのが賢明だろう。

出典元:【株式会社セルティア/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:DenPhotos / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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