2020東京オリンピック チケット当選したけど行けなくなった! どうしたらいい?

2020東京オリンピック チケットの抽選は100万人以上待ちとなる大人気であったが、中には一人で100万円分も当選したラッキーな人もいたようだ。しかし、せっかく当選しても都合によって行けなる場合もある。そんなときはどうすればいいのだろうか? 「そんなのメルカリに出せば高値で売れるでしょ?」なんて思ったアナタ逮捕されてしまうぞ! ここでは、オリンピック チケットの正しい売却方法を解説しよう。

メルカリやヤフオクでの販売は違法!

(Image:rafapress / Shutterstock.com)

 2020東京オリンピック チケットの抽選では、複数枚当選したラッキーな人もいたようだが、7月2日の支払い期限までに全額代金を支払わなければすべて無効になるので、とりあえず不要なチケットも含めてすべてのチケットを入手しておこう。
 だが、料金を支払ったものの、都合が悪くなってオリンピックに行けなくなった場合、チケットはどのように処分すればいいのだろうか? これまでならネットオークションやフリマアプリ、金券ショップなどで転売していたかもしれないが、今そんなことをすると個人でも逮捕される可能性があるのをご存じだろうか?
 実は、2019年6月14日に「チケット不正転売禁止法」が施行されている。この法律は、人気チケットを販売価格より高く転売する「ダフ屋行為」を禁止する法律だ。違反すると1年以下の懲役や100万円以下の罰金となる。個人でもヤフオクやメルカリなどで、定価より高くオリンピック チケットの転売を繰り返すと、逮捕される可能性がある。もちろん、当日会場で転売するはもっとヤバい! 最悪の場合、その場で逮捕される可能性もあるのだ。

(Image:tokyo2020.org)

不要になったオリンピックチケットは、公式リセールサービス(公式チケット販売サイト内の「マイチケット」)で販売しよう。それ以外の方法で転売すると逮捕される可能性があるぞ!

余ったチケットは公式リセールサービスで売却すればOK!

 せっかく購入した2020東京オリンピック チケットだが、もし、都合で行けなくなった場合は2020年春以降にオープンする予定の「公式リセールサービス」で販売するのが正解だ。公式チケット販売サイト内の「マイチケット」から不要になった分のチケットを販売すればいいのである。ただし、販売価格は購入したときと同じ値段となるうえ、売買成約手数料も取られるが、これで合法的にチケットを売却することができるのだ。
 もちろん、家族や友人にオリンピック チケットを譲るのは合法だ。しかし、この場合でも、1円でも高く譲渡すると違法となるので注意しよう。また、譲ったチケットの来場予定者登録を変更しないと、入場時にチェックに引っかかって入場できない場合もあるので、十分注意したい。

●東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 公式サイトは→こちら

●文化庁 チケット不正転売禁止法は→こちら

文=中川久/フリーライター

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