食料品や電気代、ガス代など値上げラッシュが続く中、リユース市場が活発化しているようだ。ブランド品宅配・買取サービス「ブランディア」の調査によると、リユース品の購入は50%も増加しているという。今回は物価高騰の影響を抑えるための工夫として、リユース品の売買が増加している状況についてお伝えしていこう。
物価高騰によるリユース利用、「購入」で50%、「売却」で36%が増加
国内最大級の買取・販売サービス「ブランディア」が1月16日から1月19日、20代から70代の265名に実施した「物価高騰とリユースの活用に関するアンケート」によると、物価高騰の影響を抑えるための工夫として、固定費削減の後に手をつけるのは、リユースの購入という調査結果が明らかになった。
「物価高騰による家計への影響を感じていますか?」との質問に対し、90.1%が「家計の影響を感じている」と回答。さらに「物価高騰の影響を抑えるため工夫していることはありますか?」と尋ねると、「食費・水道光熱費」の節約以外では、「リユースの購入」が47.1%、「不用品の売却」が39.9%と、リユース売買が上位を占めた。
「物価高騰の影響を受けて、ジャンルを問わずリユースで商品を購入したことがありますか?」と尋ねたところ、50%が「より活発にリユースを利用するようになった」と回答した。
家計の不足は、月平均5.6万円
「月にいくらの追加収入があれば、物価高騰に対応できますか?」という質問に対しては、平均56,336円、年換算で約67万円以上が不足と感じているようだ。さらに、「物価高騰対策のため、手持ちのアイテムを買取・オークション・フリマサイトなどで売却したことがありますか?」と尋ねたところ、36%が「よりリユースを利用するようになった」と回答した。
1981年12月の「第2次オイルショック」以来、41年ぶりの高水準といわれる「消費者物価指数」を反映し、リユース市場の売買は活発化しているようだ。同社によると、意外な高値が付いた商品例として、10年以上前に購入したブランド品や美術品・絶版本・タレントグッズなどの「コレクション性の高いアイテム」が挙げられている。
外出がおっくうになるこの季節、宅配サービスで査定・買取が完了する会社が増え、リユース市場は利便性が向上している。眠っているアイテムが、思わぬ価値を生みだす可能性を秘めているか、査定だけでも試してみてはいかがだろうか。
出典元:【BEENOS株式会社/PR TIMES】