移動時間がはぶけて、離れた場所からでも参加できるウェブ会議はすっかりビジネスシーンに浸透している。しかし、ミーティングに集中せざるをえない対面の会議とは違い、ウェブ会議の場合、カメラから見えない部分で何をしているかはお互い知るよしもない。「いけない」と思いながらも「ウェブ会議でついやってしまったこと」がある人にとってはうなずくしかない、そのようなランキングが発表された。
やってしまったこと、1位は「会議と関係ない仕事をする」
ランキングを発表したのは、株式会社ネオジャパンが運営する「NEOビズコミ研究所」だ。30〜50代のデスクワーカー400名へのウェブ会議の実態を深堀りする調査から明らかになった「ウェブ会議でついやってしまったことランキング」をさっそく見ていこう。
1位となったのは「その会議とは関係ない仕事をする」で24.0%だった。約4人に1人が別の仕事をした経験があることになる。たしかに、一口にウェブ会議といっても形態はさまざまで、少数精鋭の会議もあれば、全社会議のような百人規模の会議もある。自分が発言する必要がなく、人の話を聞くだけの会議であれば、他の仕事を進めながら参加することは、大きな声ではいえないが合理的とも思える。続いて2位以降も見ていこう。
「寝転がりながら」「飲酒しながら」というツワモノも
2位にランクインしたのは「人には見せられない身だしなみで参加する」で19.0%だった。こちらは約5人に1人が経験していることになる。カメラをオンにする場合でも、顔と上半身がひとまず整っていれば、最低限を取り繕えるのはウェブ会議ならでは。オフィスに出勤するようなキッチリした格好ではなく、季節に合わせた暖かさや涼しさ、また過ごしやすさなどを追求したラフな格好でも突っ込まれないのはメリットだろう。
そして、3位に入ったのは「発声せず、チャットだけで会話に加わる」で9.8%となった。もちろん、会議の進行を妨げないため、発言者の意見にリアルタイムで反応するためといったふさわしい使い方もある。一方で、会議に不適切な場所にいるため、終始マイクをオフにしなければならない状況をおおやけにしないために、チャットのみで参加するといったケースもある。
ほかにも8.3%の人が「ベッドやソファに寝転がりながら参加する」と答えていたり、ごく少数だが「他の人になりすまして参加する」が3.3%、「飲酒する」という人も2.8%いた。
出典元:【株式会社ネオジャパン/PR TIMES】
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