大人になると、歳を重ねるごとに懐かしいと感じる物が増えてくるだろう。だが、中にはまだ、つい最近の物のように感じていたものも、世間では古いとして処理されていることに驚いた経験を持つ人もいるのではないだろうか。
10代~20代前半を指す「Z世代」と会話をする際、世代間ギャップを感じてもショックを受けないよう、今回は「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノランキング」を紹介していく。
「PHS」、「MD」、「フラワーロック」もZ世代には通じない!?
ランキングは、最新トレンドを積極的に配信しているSimejiランキングが、2023年1月13日~30日の間に、10代~20代の男女585名へ行った、大人は懐かしいと感じるがZ世代には知らない物についての調査結果から作られたものである。
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
1位は「PHS」。これは、ポケベルの次に発売された携帯端末である。1995年頃から登場し、月額使用料が2,000円~3000円という安さから、若者がこぞって購入したという。スマートフォンを使い慣れたZ世代からすると、主な機能が電話のみであるPHSは新鮮なのではないだろうか。2021年にPHSのサービスは終了しているため、存在を知る者も少ないだろう。
2位は「MD」。1991年ごろに持ち歩きできる録音メディアMDが登場したことで、音楽を持ち歩ける時代に突入したのだといわれている。お気に入りの曲はMDに保存し、ケースに曲名を書いていたのも、友だち同士で好きなMDを貸し借りしていたことに懐かしさを感じる読者もいるのではないだろうか。
(画像は「Amazon」公式サイトより引用)
3位は「フラワーロック」がランクイン。音に反応して動く花のおもちゃで、1980年代後半から1990年代前半にトレンドグッズとして人気を集めていたという。その人気ぶりは、なんと国内外で累計850万個も販売されたともいわれている。筆者は1990年代生まれのため、テレビでなんとなく観た思い出がある物であるが、そこまで人気があったとは驚きだ。Z世代にとっては、人気の理由がわからないと感じる人もいるかもしれない。
卒業アルバムやカラオケなど今も残っている中にも懐かしい物が
4位の「フロッピーディスク」は、1970年代~80年代に普及したパソコンのデータ保存用の媒体だ。40年以上前の物になるため、もしかしたら、Z世代ではない読者の中にもなじみが少ないかもしれない。5位は「生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム」がランクイン。昔は住所と電話番号が記載されていることが当たり前であったが、2005年の個人情報保護法が施行されたことから記載されなくなったという。たしかに、卒業アルバムではないが、昔は台風などでの休校を伝えるために、クラス名と全員の電話番号が記載された連絡網が配られた記憶がある。今はLINEなど手軽に連絡するツールが登場したため、わざわざ個人情報を晒す必要が無くなった良い時代といえるだろう。
6位は「8センチCD」。縦長のCDケースが印象的な物だ。7位は「カラオケの歌本」。昔のカラオケは、歌本に載っている番号を入れて曲を予約していた。タッチパネルが主流となり、すっかり姿を見なくなったため、Z世代の中には存在自体、知らない人がいてもおかしくないといえるだろう。
そのほか、8位には「コンポ」、9位は「ワープロ」、10位は「ビデオテープ(VHS)」という結果となった。ランキングの結果を見ると、たしかに懐かしいと感じる物がほとんどであった。逆に、「もう通じないの!?」と、感じる物もいくつか見られただろう。Z世代と会話する際、相手が知っているかどうか確認することが必要なのかもしれない。
出典元:【バイドゥ株式会社/PR TIMES】
※サムネイル画像(Image:Scotland by Camera / Shutterstock.com)