マイナンバーカード、20代が支持するオンライン本人確認「eKYC」って何?

本人確認の新手段として登場したマイナンバーカード。有用性について導入当初は懐疑的な目で見られることもあったが、現在では普及率が50%を超え、申請率に関しては60%オーバーと国民共通の定番手段として着実に浸透している。社会に広まる一方で、気になるのはセキュリティ関連。昨今の物騒な事件に鑑みると、個人情報の塊であるマイナンバーカードにおいても、堅牢性は求めたいところだ。そこで今回は、マイナンバーカードのオンライン本人確認に関する興味深い調査結果を紹介したい。

20代から支持される、オンライン本人確認「eKYC」の顔認証

ジェネレーションギャップが明確に出る結果となった(「株式会社Liquid」調べ)

マイナンバーカードオンライン本人確認eKYC」に関する調査を行ったのは、本人確認サービス「LIQUID eKYC」など生体認証を活用した認証サービスを展開するLiquid。オンライン上での本人確認方式は3つで、マイナンバーカードの表・厚みの撮影、自身の顔を撮影する『「ホ」方式』、マイナンバーカードの券面番号を入力+ICチップを読み取り自身の顔も撮影する『「ヘ」方式』、マイナンバーカードの暗証番号を入力してマイナンバーカードのICチップを読み取る『「ワ」方式(公的個人認証)』だ。2月9日に発表された調査結果は、3つの方式でどれが選びやすいものかを記す内容になっている。

調査結果によると、全体の52.1%が顔写真の撮影が不要な『「ワ」方式』を選択している。とくに40代以上の世代から支持を集め、60歳以上では63.4%という圧倒的な数値だ。

対照的に、20代の50.0%は撮影のみで完結する『「ホ」方式』を選ぶという結果に。その理由としては「マイナンバーカードの暗証番号の入力がないから」が例として挙がり、簡便性を求めていることがわかる。写真だけでなく、ICチップの読み取りや個人情報の入力など複数障壁を設ける方がセキュリティ面は安心な気がするが、そこは世代間の考えの違いなのだろう。

アナログ世代には難しいし気恥ずかしい?「eKYC」の認証方法とは

(Image:service.smt.docomo.ne.jp)

「eKYC」個人証明物と一緒に自撮りすることで本人確認ができる

20代から絶大な支持を集める顔認証方式はどのようなものなのか。「eKYC」では、身分証明書を手に持った状態で自撮りを行い、首を傾げたり瞬きをするなど生体動作をもとに、本人であることを確認する方法だ。たしかに、認証システムそのものへの理解に苦労するなかで、身分証明書を手にしながら対象物が枠内に収まるよう自撮りするのは慣れない作業であり、自撮りに慣れていない層にとっては気恥ずかしいことこの上ないだろう。

ただ、本人確認が撮影のみというのは大きな利点であり、慣れてしまえば、最もスピーディーな認証方式には違いない。オンライン上で本人確認が求められるケースは多々あるだけに、今のうちに「eKYC」のいろはを学んでおいてはいかがだろうか。

出典元:【LIQUID
参照元:ドコモ「本人確認について」(公式)は→こちら

※サムネイル画像は(Image:「paypay」公式サイトより引用)

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