ひとたび働き出すと、職場のストレスをまったく感じずにいる人はほぼいないだろう。人材事業を行う株式会社ベクトルは、就労経験のある男女500人対象に「仕事に行きたくない理由やタイミング、その時の対処法についてのアンケート調査」を実施した。
「仕事に行きたくない」理由の1位「職場に苦手な人がいる」
まず「『仕事に行きたくない』と感じたことはありますか?」という質問では、なんと95%もの人が「はい」と回答した。ほぼ、すべての人が仕事に行きたくないと一度は感じたことがあるという結果は、なぜだか非常に心強い気持ちになる。
行きたくない理由として、1番多かったのは「職場に苦手な人がいる」だ。誰にでも合わない相手はいるもので、そのような人と毎日のように顔を合わせないといけない状況は、相当のストレスになるものだ。「モンスター社員が居座って対人関係をことごとく悪化させている」「職場の人で、あなたの顔を見るとイライラする、と言ってくる人がいた」など、ネガティブをばらまくような態度の同僚がいるといった声や、「職場に嫌いな人がいて、同じ空気を吸うだけで精神的に疲れる」など、苦手な人の存在によって過大なストレスを抱えているという人のコメントもあった。他の理由も見ていこう。
仕事に行きたくない人も「あきめる」「割り切る」が多数
「職場に苦手な人がいる」についで、2番目に多かったのが「疲れが取れていない」だった。フルタイムで働いた上に残業、夜勤などの変則勤務、アルバイトしながら学業や家事との両立などさまざまな理由によって、忙しいなかでしっかり休める時間が足りないと感じている人は多い。「業務量が多く休憩なしのサービス残業が平均して、毎日4時間ほどと労働環境が悪かった」「一日がはじまると終わりまでノンストップという感じ」など、仕事自体が過酷であるというコメントも多く、さらに上司の無理解がキツさに拍車をかけているケースもあるようだ。
行きたくない理由の3番目は「やる気が起きない」だった。そもそも多くの人の働く目的は給与であり、好きこのんで働いているわけではない。また、仮に好きな仕事をしていても、行きたくなる日だってあるだろう。やる気が起きないというのは、ごく自然なことだとも思う。
アンケートでは仕事に行きたくないときでも「あきめて仕事に行く」「割り切る」がトップ2に。3位は「楽しみを作る」と「休みを取る」が同率3位となった。行きたくないという気持ちと上手に付き合っていけるときはともかく、もし少しでも心身の不調を感じたなら、すぐにでも「休みを取る」を選んでほしい。自分で判断できないときは第三者の意見を聞くなどして、早めに対処していこう。
出典元:【株式会社ベクトル/PR TIMES】
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