ゲリラ豪雨に大地震、現在の日本はいつ大災害に見舞われるかわからない。もし、大災害に遭ったとき、水や食料と同じくらい大切なのがトイレである。長期間、停電や断水すると水洗トイレが使えなくなるので、避難所に行かなければならなくなってしまうのだ。そこで今回は、大災害時に役立つ「簡易トイレ」の選び方と、Amazonでサクッと買えるおすすめ製品を5つを紹介しよう。
大災害時は断水して水洗トイレは使えなくなる!
皆さんは大災害に備えて防災グッズを用意しているだろうか? 大災害に見舞われた場合は、最低でも3日分の備えが必要だとされているので、水や食料、電池、ラジオなどは十分に備えがあるという人も多いだろう。しかし、トイレはどうだろうか? 大災害時には停電や断水などで水洗トイレは使えなくなってしまうのだ。トイレが使えなくなると、自宅が無事であっても結局は避難所に行くことになってしまう。避難所ではトイレが汚かったり、人の目が気になってトイレを我慢する女性が多いという。その結果、エコノミー症候群を発症し、最悪の場合は死に至る危険性もあるのだ。そんな事態にならないように、今すぐ「防災トイレ」を用意しておこう。
■トパック「片手で秒速トイレ 携帯トイレ」
(Image:Amazon.co.jp)
付属の袋が長く結びやすく跳ね返りもない。抗菌剤入り凝固剤ですぐに固まるので匂いもなし。男女兼用、大便・小便対応で約10年保存できる。価格:2,380円(10回分)
■MT-NET「緊急戦隊 トイレマン」
(Image:Amazon.co.jp)
凝固剤と汚物袋(黒)だけが50回分入っているシンプルなセットで10年保証付き。価格:3,240円(50回分)
■クリロン化成「BOS(ボス)非常用トイレセット」
(Image:Amazon.co.jp)
凝固剤と汚物袋のほかにBOSの防臭袋がセットになっている。袋が2重になっており、驚くほど臭わないのがポイント。価格:1,944円(15回分)
■アイリスオーヤマ「簡易トイレBTS-250」
(Image:Amazon.co.jp)
オールダンボールの簡易トイレ。汚物入れと凝固剤は5回分。価格:2,092円(5回分)
■サンコー「非常用トイレ」
(Image:Amazon.co.jp)
段ボールとポリプロピレンでできた便器と簡易目隠し用ポンチョがセットに! 汚物入れと凝固剤は5回分。価格:3,098円(5回分)
簡易トイレ代わりに猫砂やペットシーツも使えるが…
そもそも「防災トイレ」とは水を使わないトイレのこと。基本的には便座に黒や青のポリ袋を広げて排泄したら、その中に凝固剤や吸水パットを入れて排泄物を吸収させる。あとはポリ袋を結んで丸ごと捨てればOKだ。これで匂いの問題も解決できるので、凝固剤と色付きポリ袋がセットになった製品がおすすめとなる。また、便器が壊れて使えない状況も考えられるので、万全を期すなら簡易便器付きの製品も検討したい。ちなみに、大人は1日5~8回程度は排泄するので、4人家族なら3日間で約60回分は必要になると言われているのだ。
もし、何の備えもないまま大震災に見舞われた場合は、吸水性に優れた新聞紙や猫砂、ペットシーツなども簡易トイレ代わりに使うことができる。また、意外と快適に使えるのが「大人用おむつ」である。しかし、これらはあくまでも代用品。量が少ないと結局は避難所に行かざるを得なくなるので、やはりちゃんとした簡易トイレを事前に準備しておきたい。