毎日のようにAmazonで買い物をしている人は多いだろう。だが、ある日突然「Amazon[お知らせ]確認するまで、アカウントは一時的にロックされています」というメールがAmazonから送られて来たらアナタはどうするだろうか? 今回は筆者の元に送られてきたかなりヤバいAmazon詐欺メールの手口を最後までじっくり紹介しよう。かなり恐ろしいことになるぞ!
クレカ番号は正しい物でないと受け付けない周到さ!
以前オトナライフではApple IDの詐欺メールを紹介した。このときは筆者がたまたまWindows&Androidユーザーだったので、すぐに見破ることができたが、今回送られてきたのはAmazonからの詐欺メールである。何を隠そう筆者はAmazonのヘビーユーザーで、毎日のようにAmazonを利用しているため思わず詐欺メールをクリックしてしまったのだ。とはいえ、筆者はある方法でAmazon詐欺メールを確実に見破る方法があるのを知っていたため、危うく難を逃れることができたのだ。その方法は後ほど触れるとして、まずは恐ろしいAmazon詐欺メールの手口を紹介しよう。
Amazon詐欺メールのリンクをクリックして表示された画面は、まさにAmazonのログイン画面そのもの……。「これはダマされる人が多そうだ」などと思いながら、まったくデタラメなメルアドとパスワードでログインしてみると、すんなりログインできた。この時点で詐欺サイト確定である。その先に進むと氏名、住所、電話番号、誕生日などの個人情報を次々と入力させる画面が登場する。もちろん、クレジットカード番号を入力する画面もあるが。適当な番号を入力しても先に進めず、理論的に正しいクレカ番号でないと受け付けなかった。しかも、ご丁寧にカード裏のセキュリティコードまで入力させるようになっている。これは、今までの詐欺サイトよりかなり手ごわいぞ!
顔写真まで盗まれるとは……これはかなりヤバい!
Amazon詐欺サイトの本人確認画面では、ありとあらゆる個人情報を入力させられるようになっており、最後はお決まりのクレカ情報を入力させられた。画面を先に進めると、なぜか1円だけクレカ決済するようになっている。言われるがままデタラメなログインIDとパスワードを入力して「送信」ボタンを押す。これでようやく詐欺サイトも終わりかと思いきや、さらに本人確認は続くのだ。今度はなんと、身分証明書を持った顔写真を添付しろという。しかも、住所が確認できる書類までアップロードするようになっているではないか! 正直言って、ここまでする詐欺サイトは初めて見た。これでパスポートの偽造でもするつもりなのだろうか? これはかなり悪質である。これでアナタに成りすまして犯罪を犯すこともできるし、最悪の場合はアナタの家に詐欺師が直接訪れることだってできる。ああ本当に恐ろしい……。
というわけで、そんなことにならないように、Amazon詐欺メールを簡単に見破れる方法を紹介しておこう。それはAmazonの「アカウントサービス」メニューから「メッセージセンター」を選択し、「受信トレイ」に該当するメールがないか確認するだけ。ここにないメールは100%詐欺メールなのである。