ありとあらゆる商品・サービスで値上げが続いている。2023年4月時点で主要食品社が公表した食料品の値上げは2万品を超え、不安定な世界情勢が続けば今後もさらに増えることが見込まれる。水道光熱といった生活インフラも例外ではない。大手電力各社が値上げを発表し、「給料は上がらないのに生活費は上がっていく」という悩みにさいなまれている人は多いはずだ。苦境を打開する方法として、電気やガス、インターネット回線の契約見直しがあるが、思わぬ落とし穴もあるようだ。
今回発表された調査結果には、節約を考える人たちの参考になるであろう“貴重な失敗談”が紹介されている。
「同じ会社と契約し続ける」の選択は、失敗の入り口?
4月18日、消費者向けに光熱費やネット回線など生活インフラにまつわる情報情報を発信するメディア運営と、企業に対するマーケティング支援事業を展開するブレイブは、20~60代の男女100名を対象としたアンケート調査結果を公開した。テーマは「電気・ガス・ネットの契約での失敗」。普段、何気なく使っている生活インフラにひそむ失敗談は、多くの人にとって有益な情報になるはずだ。
電気・ガス・ネットの契約にまつわる失敗として、最も票を集めたのは「同じ会社で契約をし続けて損をした」である。新居建築や引っ越しとあわせて先方担当者や不動産会社から勧められた会社・プランと契約しがちだが、それはベストな選択とは限らない。価格の安さから契約しても、サービス品質に不満を感じたり、思っていた以上に割高になったり、実際に使ってみないと気づけないケースもあるはずだ。
CMや報道でさまざまな競合会社が存在し、より安い、より使いやすいインフラサービスの存在を知ったとしても、「わざわざ解約して、新しく契約するのも面倒」と、重い腰をあげられない人もいるのではないだろうか。不満を感じたら他サービスと比較して乗り換える行動力こそ、損切りのカギになりことを同調査結果は示している。
TOP3の傾向は近しく、第2位は「不動産屋や営業オススメの会社が微妙だった」、第3位は「安さだけで選んでサービスがイマイチだった」となった。そのほかにも「入居日に開通が間に合わなかった」や「特典の受け取り手続きを忘れた」などのうっかりミスが紹介されており、生活を滞りなくはじめ、少しでも損をしないためにはいろいろな項目に目を向ける必要があるようだ。
失敗しないポイントは「1にチェック、2にチェック」
紹介した失敗を防ぐ方法として、同社のインフラアドバイザーによる契約時のポイントが紹介されている。
大事なことは、契約内容や仕様のチェックに尽きる。
インターネット契約では、初年度は大幅に割引されていても、2年目以降は高めの料金に設定されているケースがあり、目先のお得感だけで判断するのは失敗のもとになる。また、電気のアンペア数が不足している、回線がつながりにくいといったトラブルは、契約前に仕様を確認することで防げる。なにかと慌ただしくなりがちな新居や新天地への引っ越し時でも、しっかりと情報を集め、そのなかでベストな契約を結ぶ冷静な判断力が求められることを、今回の調査結果は教えてくれる。
出典元:【株式会社ブレイブ/PR TIMES】
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