【マンション】リフォーム費用を半額にする方法があった 格安で仕上げもバッチリ!

新築で買ったマンションでも、10年以上住んでいればいろんな所が痛んでくる。もし、マンションを売却して住み替える場合は、ある程度リフォームして室内をキレイにしたほうが早く高く売れるのだが、その費用はバカにならない……。そこで今回は、実際に筆者が行った格安でも適切にリフォームできる裏ワザを紹介しよう!

リフォーム費用は50万円以上! どうする?

 筆者は10年以上住んだマンションを売却して、今住んでいるタワーマンションに買い替えた。筆者の部屋は比較キレイであったが、それでも10年以上住んでいれば室内はあちこちが痛んでいる。まず、壁紙は家具やエアコンを取り除くと、跡がクックリと付いていた。また、お風呂のバスタブは表面コーティングが剥がれている部分が黒ずんでおり、洗面所のボウルもひび割れ跡があってみすぼらしい状態であった。さすがにこの状態で売り出しても、内見での印象が悪すぎる。とくに水回りは奥さんが気にする部分だ。そこで、筆者は売り出す前に、これらをすべてリフォームすることにしたのだ。
 ところが、実際に工事料金を調べてみると、バスタブ交換は30万円前後、洗面ボウル交換は10万円前後、壁紙の張り替えは12万円程度、合計で約52万円もかかることがわかった。これはさすがに痛い……。そこで、交換ではなく再塗装という方法を選択することにした。再塗装は、あくまでも壁やバスタブに穴や大きな傷、水漏れなどがないことが条件になる。機能的に問題なければ見た目だけをキレイにすればいい。筆者は実際にこの再塗装によって、リフォーム費用を半額以下にすることに成功したのである。

10年以上経つとキレイに使っていても壁紙はかなり汚れている。とくにエアコンの跡はクッキリと……。でも、壁紙を張り替えずに、塗り替えることでキレイに元通りになった

こちらも10年以上使用したバスタブ。表面コーティングが剥がれて黒ずんでいる……。だが、バスタブそのものには傷や穴などがなかったので、再塗装してもらうことに! すると、まるで新品のような輝きが復活した

洗面所自体は汚れていないが、洗面ボウルにひび割れが……。ただし、水漏れはなかったので、こちらも再塗装してもらうことで、ツルピカに!

 まず、FRP製のバスタブの交換工事費用は、通常25~35万円程度。洗面ボウルの交換工事費用は7~10万円程度はする。そこで、お風呂リフォーム専門の個人工務店に工事を依頼したところ、バスタブの再塗装工事で12万円(工事は2日間)、洗面ボウルは2万円で再塗装工事してもらうことができた。次に、壁紙(クロス)の張り替えは、通常、6畳の部屋(天井込み)で安くても4万~5万円かかるが、クロスメイク正規代理店の個人工務店に依頼することに。こちらは、6畳の部屋2カ所とキッチンの壁を7万円で塗装してくれた(作業は1日)。ちなみに、クロスの寿命は15年~20年で、塗り替えが可能なのはビニールクロスのみとなっている。結局、交換なら52万円もかかるところ、再塗装することで半額以下の21万円でリフォームすることができたのである。
 ちなみに、依頼する業者は大手より個人工務店のほうが安い。また、その工事を専門で行っている熟練の人に依頼したほうが安心だ。また、依頼するときは複数業者に相見積もりをとり、工事費用以外に駐車場代や清掃などの費用が別途かからないか必ず確認しょう。作業内容や部品の費用などの記載がなく「工事費一式」としか書いてない業者は要注意だぞ!

文=今井真人/フリーライター

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