多くの人が利用しているフリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」の名前を使ってユーザーの不安を煽り、混乱させるフィッシングサイトの報告が増えている。フィッシング対策協議会はフィッシングサイトの稼働を確認したうえで、サイト閉鎖に向けて動いていると発表。「類似のフィッシングサイトが公開される可能性がありますので、引き続きご注意ください」と呼びかけている。
人気フリマアプリを装ったフィッシングサイトが確認されている
言葉巧みに誘導するフィッシング詐欺にご注意
フィッシング対策協議会によると、人気フリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」をかたったフィッシングの報告が多数寄せられているという。メールの件名は「【メルカリ】お客様のアカウント認証に関するお知らせ」や「【rakuten Rakuma】アカウントの異常ログインについて」といったログイン状態に異常があることを知らせるかのような内容が多い。メールの本文は利用者の不安を煽ってフィッシングサイトに誘導しようとするもので、5月15日現在でフィッシングサイトは稼働中だという。
このようなフィッシングサイトに個人情報を入力することがないよう、フィッシング対策協議会は強く呼びかけている。
フィッシング詐欺を未然に防ぐために確認しておきたいこと
フィッシング対策協議会の公式ホームページでは、フィッシング詐欺について「ネットショッピングサイト等を装った電子メールやSMSを送りつけ、本文内のリンクに記載の偽WEBサイトに誘導することによって、ID・パスワード、カード番号、暗証番号、住所などの重要な個人情報を不正に盗み取ろうとする詐欺行為」と定義。巧妙な偽メールやSMSを送信し、偽WEBサイトに誘導することで利用者の個人情報を盗み取ろうとする。
また、フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見ただけで見わけることは困難だという。もし不審なメールが届いた場合、利用しているアプリ内に同様の案内が届いているかを確認したり、送信元のメールアドレスを確認することで被害を未然に防ぐことができる。たとえば、@以降が本来のサービスと違うドメインになっている、案内されたURLの「http」の後に「s」が付いていない…など、違和感を抱いたらすぐにカスタマーサポートまで問い合わせてほしい。
引用元:【楽天ラクマをかたるフィッシング:フィッシング対策協議会】
引用元:【楽天ラクマ 公式ガイド】
引用元:【メルカリをかたるフィッシング:フィッシング対策協議会】
※サムネイル画像は(Image:「楽天ラクマ 公式ガイド」より引用)