昨今の物価高を受け、節約志向が高まっている。これまで以上にこまめに電気を消したり、スマホを格安キャリアに乗り換えたりと、出費を抑えるための対策をしている人も多いのでは。そこで、月々払う固定費のなかでも、最も大きな割合を占める家賃の見直しをご提案。条件を取捨選択するだけで、1年間で最大30万円も節約できるという。その条件をランキング形式で紹介する。
人気条件をあきめれば、毎月の固定費が浮く
物価高騰が止まらない。帝国データバンクによると、現在の値上げのペースが続いた場合、早ければ今秋にも年内累計3万品目の値上げに達する可能性があるという。さらに追い打ちをかけるように、電力大手7社が6月からの値上げを決定すると、SNSでは物価高騰に対する悲鳴が上がっている。そのような中、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が「家賃の差額が大きい条件ランキング」を発表。少しでも家賃を抑えるヒントになるよう、どのような条件を“あきらめる”と家賃が下がるのかを、家賃相場の差額の大きさでランキングにしている。
なにを諦める? ライフスタイルに合わせて考える
家賃に差が出る条件の3位は「築5年未満」。いわゆる築浅物件と言われるもので、室内外がきれいである可能性が高いことや、最新の設備が充実している可能性が高いことが特徴だ。一方で、人気の条件でもあるため希望通りの部屋を探すのが困難なことも。
そして、2位は「鉄筋系」。コンクリートに太さ1cm以上の鉄の棒を埋め込んだ構造で、木造と比べて遮音性・気密性・耐震性・耐火性に優れているのが特徴で、生活音を気にする人などに人気だ。この2つを希望条件から外すと、家賃相場はおおよそ2万円下がる。これを1年間に換算すると約25万円の差額が出ることに。
そして最も家賃に差が出る、条件の1位は「オートロックあり」だった。オートロックがない物件との差は月額で26.000円になり、年間で計算するとなんと30万円以上! 防犯面で大きな安心を与えてくれるオートロックですが、家賃が高くなるのは必須のよう。一方、オートロックがない物件でも、モニター付きのインターホンやディンプルキーなどで対策は可能。さらに、防犯カメラ付きのマンションであればより安心だ。
大きな出費だが、簡単に削ることができないのが家賃。引っ越しを検討している人は、条件の見直しをしてみては。
出典元:【株式会社LIFULL/PR TIMES】
参照元:【共同通信】
参照元:【帝国データバンク】