電気料金高騰「節約のために努力」工夫していることは?【ウリエル調べ】

ロシアのウクライナ侵攻をはじめとした世界情勢の悪化により、値段が上がり続ける電気代。近年の物価高騰と合わせて、多くの人が経済的負担の大きさに頭を抱えている。今回は現状の電気代高騰について、世間のリアルな意見を紹介しよう。

87%が電気代高騰の悪影響を実感、食費や貯蓄を削る人も

直近月の電気代は昨年と比べてそうでしたか?

負担軽減施策の効果を実感している人もいる?(「株式会社クオーレ」調べ)

株式会社クオーレが運営する買取専門店ウリエルの調査によると、直近月の電気代が昨年よりも高くなったと感じている人が85%にも上る。政府は2023年1月から電気代の負担軽減策を実施し、標準世帯では月に最大2,800円の負担軽減がされているが、その恩恵を実感できている人はほとんどいないようだ。これから暑くなることで、冷房などの使用が増えるだけでなく、6月1日からは電気代がさらに値上げされているため、大きな不安を抱えている人は少なくないだろう。

電気代の高騰が生活に影響していると感じますか?

(「株式会社クオーレ」調べ)

「電気代の高騰が生活に影響していると感じますか」という質問では、48%が「やや影響している」、39%が「かなり影響している」と回答。回答者からは「食費を削るしかない」「家計が目に見えて苦しくなっている」「今の生活と未来の貯蓄に影響が出ている」など、家計の負担が大きくなったことに嘆く人が多い。エアコンの使用を我慢する人やストレスがたまってしまっている人も多く、健康面にも影響がおよんでいるようだ。

電気代節約のために努力している人は8割

電気代を節約するためぶ工夫していることがありますか?

ほとんどの人が電気代の値上げ対策に取り組んでいる(「株式会社クオーレ」調べ)

多くの人が電気代の高騰に頭を悩ませており、今後の生活に対する不安や電力会社に対して不満の声が挙げられていた。一方で「上がるのは嫌だけど、世界情勢を考えると仕方がない」と、諦めて現状を受け入れている人も。情勢の問題であるため、企業や個人が対応できる問題ではないと考えているようだ。個人ではどうしようもないので、政府の軽減対策に期待する声や、火力発電だけでは賄えないので原発を再稼働すべきという意見など、さまざまな考えが寄せられた。

現状に対する不満は多いが、残念ながら声を挙げても電気代が下がるわけではなく、負担を減らすには個人個人が努力するしかない。電気代を節約するために工夫していることの調査では、8割が節約のために何かしらの行動をしていることがわかった。

具体的には「日中は照明を使わない」「エアコンを極力、使用しない」「家族で1部屋に集まる」「早寝早起きして無駄を省く」などが挙がった。また「冷感グッズを取り入れる」「サーキュレーターを活用する」「公共・商業施設に出かける」などの方法も寄せられ、暑い夏をできるだけ電気を使わず、乗り越えるために試行錯誤している人が多いようだ。

現時点で、電気代の高騰が落ち着く目途は立っていないため、しばらくは大きな負担を強いられることになるだろう。電気代節約のためにエアコンを我慢する人も少なくないかもしれないが、熱中症などの体調不良にはくれぐれも注意してほしい。

出典元:【株式会社クオーレ / PR TIMES

オトナライフ編集部
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