NetFlixやApple Music、Oisix、メチャカリなど、サブスクリプションサービスは暮らしにかかわる、さまざまなシーンで利用できる。衣食住という生活の主要素のみならず、エンタメ界隈などいたるところでサービスは誕生し、ヘビーユースにより定額制のメリットを最大限に享受する“サブスク生活”なる造語も生まれるほどの普及ぶりだ。
なかでも「Amazonプライム」に加入しているユーザーは多いではないだろうか。お急ぎ便無料、特別取扱商品の取扱手数料が無料、プライム会員限定先行タイムセールなどさまざまな特典を利用できるお得なサービスを提供している。Amazonプライムの最新状況を調査した結果が発表され、年代別の普及具合や人気の特典が明らかになった。
年代別で見るAmazonプライム最前線! 20代の過半数が加入、その他世代は成長の余地あり
日用品から家電、さらにはマニア向けのニッチな商品まで取りそろえるAmazon。そのバリエーションゆえ、Amazonプライムにおいては全世代・オールターゲットにも思えるが、加入状況には世代間で差があった。
6月28日、マーケティングDX事業と自動車産業DX事業を展開するナイルが、Amazonプライムに関するアンケート調査の結果を公開した。加入状況や加入時期、利用頻度の高い特典、活用状況の実感値など多岐にわたる調査内容となっている。
1,641人に調査した結果、Amazonプライムに加入しているのは44.49%と半数に満たない状況であることがわかった。年代別の加入状況では、20代が55.15%と最も高く、30代から60代にかけて徐々に加入率が下降するかたちで推移している。近年、誕生したサブスクサービスという注目を集めるジャンルだけに、若い世代ほど認知し加入にいたっているのは理解できる。
日々の買い物における移動の手間がなくなり、重い荷物を運ぶ必要もないショッピングサービスは高齢のユーザーにとって大きな価値だろう。ただ、Amazonプライムの加入状況は50代・60代ともに40%に及ばない状況だ。AmazonのCMといえば、家族や子どもをテーマにしたストーリーが設定され、家族を持ち、年を重ねたユーザーをターゲットにしていることがうかがえる。
そうした草の根活動により、高齢層にもAmazonの存在が認知され利用が続けば、おのずとAmazonプライムへの加入も期待できる。そのため、高齢世代には加入率上昇の余地がまだ残されているに違いない。
「プライム・ビデオ」が特典人気1位! 無料配送との2本柱でサブスク界で盤石か
20代から60代までのプライム会員が日常的に利用している特典として、最も支持を集めたのは「プライム・ビデオ」だった。ドラマ・映画・アニメなどの映像作品を無料で視聴でき、新作に過去の名作、オリジナル作品などバリエーションも豊富。幅広い世代が楽しめる点から、トップにランクインしたのは納得だ。僅差での第2位は「配送料無料・配送特典」だ。お急ぎ便も日時指定も無料という、ユーザーにはうれしい柔軟さとお得感は、Amazonプライムの代名詞と言っていい。
Amazonが日本に持ち込んだ“買い物革命”は、いまや多くのユーザーが知っている。非加入ユーザーであっても、Amazonプライムの価値を知ればより買い物、そして暮らしは楽しくなるだけに、今後も加入者数はさらに増えていくことだろう。
出典元:【Appliv TOPICS】
※サムネイル画像は(Image:Amazon公式サイトより引用)