「あの企業に勤務する人」と結婚したいランキング、決め手は愛か金か?【リスクモンスター調べ】

第13回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の調査結果が発表された。今回も1、2位は公務員でトップ2を8年連続独占。公務員を除いた1位を11年連続保っているのはトヨタ自動車。そして大幅にランクアップしたのが、「ANA」や「JR東海」。コロナ禍の影響の鎮静化が見込まれる業界に対する人気が回復している。

8年不動の「国家公務員」と「地方公務員」が2トップ 5位の「グーグル」をおさえたのは「パナソニック」

このランキングを見て一番に思ったのは、金融業界は1社も入っていないことだ。業界全体に将来性を見出せないということだろうか(画像は「リスクモンスター」プレスリリースより引用)

結婚する際に相手に求めるものは愛かお金かといったことはしばしば議論されるが、ご紹介する調査結果から何か見えてくるものがあるかもしれない。第13回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の調査結果が6月28日に発表された。

与信管理を手掛けるリスクモンスターが、2023年4月に20~59歳の男女800人にインターネットで調査したものだ。800人の内訳は、未婚女性、既婚女性、未婚男性、既婚男性それぞれ200人。それによると、1位は「国家公務員」、2位は「地方公務員」とトップ2で24.0%とおよそ4人に1人の割合が公務員を選んでいるという現状が見える。3位が「トヨタ自動車」で9.4%。そして、5位で5.1%の「グーグル」をおさえて4位にランクインしたのが、「パナソニック」で5.5%だった。前回大幅ランクアップした「JAL」、「JR東日本」に続き「ANA」や「JR東海」が上位にランクインし、鉄道業や航空運輸業の企業の人気が回復しているようだ。

カテゴリー別でみたときに、「既婚女性」が1番収入面を求めているという現実

重視するポイント別で見ると、トップ3は給与、雇用形態、土日休みと納得の内容だ。10位の子育て・介護支援や13位のテレワークの有無は今後上位に入ってきそうな事項だ(画像は「リスクモンスター」プレスリリースより引用)

既婚・未婚別に集計した結果では、どちらもトップ2は公務員で、既婚者の回答率は25.8%に対し未婚者は22.8%とやはり結婚してみると安定って大事だなと思った人が一定数いたのだろうか。3位は未婚・既婚とも「トヨタ自動車」と共通しており、既婚の4、5位は「パナソニック」、「ソニー」、未婚のそれは「アップル」、「グーグル」との結果でいずれも大企業でIT系や電機系で将来性はあるという見方のあらわれか。結婚相手の勤務先に対して重視することは、やはりというべきか既婚・未婚どちらも「給与額」が1位。ただ面白いのが、既婚・未婚別で見ると、既婚者は56.5%が1位に選んでいるのに対し、未婚者は38.5%と18ポイントもの差がある。

だが、結婚相手に求める最低年収についての結果は、「年収は気にしない」が39.4%と最も多かった。1番多く選ばれた最低年収の金額をカテゴリー別にみると、既婚男性と未婚女性は「500万以上」としたのに対し、未婚男性は「300万以上」、既婚女性は「600万以上」と既婚女性の収入に対する要望の高さが顕著だった。総じて、相手には「安定」と「十分な収入」が求められていることがわかった。結婚とは人生を一緒に歩んでいく相棒を決めることで、その相棒が頼れる人なら人生は安定すると考えるのは自然なことだ。でも1人ではできないことも2人ではできることがあり、あまり相手に頼りすぎず力を合わせて進んでいこうというマインドの方がうまくいく気がする。

出典元:【リスクモンスター

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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