長年、一般参加者は入場無料だったコミケだが、2019年の夏コミ(C96)は、基本的にリストバンド型参加証がないと入場できないことになったのをご存じだろうか? 何も知らずにフラッとコミケに行っても入場できない可能性もある。また、会場が2カ所に分かれているので、自分が行きたい会場を間違えないよう、事前に情報をしっかりと確認したい。
リストバンド型参加証の単品は当時販売もあるが……
(Image:comiket.co.jp)
コミケと言えば、長年、東京ビッグサイトで開催されてきたが、2019年の夏コミ(C96)は、2020年東京オリンピックの影響で東展示棟が閉鎖されたこともあり、従来の西展示棟に加え新たに建設された南展示棟と、青海に新設された青海展示棟に分かれて開催されることになった。また、これまで3日間開催であったコミケだが、今回から2019年8月9日~8月12日の4日間開催となっている。
そして、これまでコミケの一般参加者は無料で入場できたが、今回から各日ごとに色が異なるリストバンド型参加証が必要になったのだ。このリストバンド型参加証は書店販売のコミケカタログ冊子版(2,500円)に、4日間分のリストバンドが付属しているほか(DVD-ROM版には付かない)、各1日分のリストバンド型参加証の単品販売も一部専門書店で540円で事前販売されている。また、コミケ当日は会場でコミケカタログ(2,000円)とリストバンド型参加証の単品(500円)で販売される予定だが、売り切れも予想されるので、朝イチから待機列に並ぶなら必ず事前に入手しておきたい。なお、午後、会場が空いて入場規制が解除されれば、リストバンド型参加証なしでも入場可能になるが、その時間がいつになるかは未定だ。やはりリストバンド型参加証は用意しておいたほうがよいだろう。
西展示棟の奥に建設された南展示棟。1Fと4Fに各2ホールがあり、4Fへは西屋上展示場から入場することができる。また、2Fには会議棟横(セブン-イレブン裏)に通じる連絡通路が設置されている
最寄り駅である、ゆりかもめ「国際展示場正門」駅はすでに「東京ビッグサイト」駅に名称が変更されているので注意しよう
会場は西・南展示棟と青海展示棟の2カ所に分散!
今回の夏コミ(C96)は会場も大きく変わっている。まず、サークルが配置されるのは、従来の西展示棟と新館の南展示棟になる。注意したいのは最寄り駅であるゆりかもめ「国際展示場正門」駅は「東京ビッグサイト」駅に名称が変更されていること。待機列は例年通りイーストプロムナードとセンタープロムナードに形成される予定で、東駐車場は使用されない。
そして、企業ブースとなる新館の青海展示棟は、りんかい線「東京テレポート」駅、ゆりかもめ「青海」駅、「お台場海浜公園」駅の3駅が利用できる。青海展示棟の目の前にある駅は「東京テレポート」駅で、その次に近いのが「青海」駅。ヴィーナスフォートとMEGA WEBの間を抜けると4分ほどで会場に着く。「お台場海浜公園」駅はテレポートブリッジを使うと首都高の上を通れるので、6分ほどあれば会場に到着する。また、青海展示棟の待機列はセンタープロムナードに形成される予定となっている。
ちなみに、西・南展示棟と青海展示棟は「夢の大橋」経由で行き来できるが、徒歩20分ほどかかる。今年も猛暑が予想されるので熱中症にならないように、午後からの会場移動は電車で移動することも考えよう。会場の待機列や入場導線については「コミケPlus」というコミケ専門誌に詳細情報が載っているので、是非、参考にしたい。
企業ブースが配置される青海展示棟は仮設のプレハブなのでかなり暑くなりそう。また、トイレが少なく食事をする場所がないので、飲料や食料は事前に調達しておきたい
青海展示棟の最寄り駅は、りんかい線「東京テレポート」駅。「出口A」は会場の目の前にあるが(上写真)、「出口B」はダイバーシティ方面になる(下写真)
ゆりかもめ「青海」駅を出たらヴィーナスフォートとMEGA WEBの間を抜けると会場に行ける。上写真の立体通路を使えば会場方面に行ける。下写真は会場側から「青海」駅方面を見た状態。真ん中にエスカレーターがある
ゆりかもめ「お台場海浜公園」駅を出たら上写真の右通路(会場側)には行かず、一旦左(マルエツ側)に出てから、Uターンするようにテレポートブリッジ(下写真)を渡るのがコツ
●コミケ「リストバンド型参加証について(コミケット96)」(公式)は→こちら