人生最大の買い物であるマンション。今、アナタが買おうとしているマンションは、十数年後も、購入時の価値をある程度は維持しているだろうか? もしかしたら、二束三文になってしまうかも? ということで、今回は将来も価値が落ちないマンションの5大条件を紹介しよう。
予算ありきで選ぶと結局ダメ物件を掴んでしまう!
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マンションの購入を検討している人は、さまざまな条件で物件を検討しているだろう。しかし、マンションによっては、将来、価値を維持できている物件もあれば、二束三文になってしまう物件もある。その差はいったい何なのか? ここではその5大条件を確認してみよう。
そもそもアナタはマンションを購入するときに“予算ありき”で物件を選んでいないだろうか? たとえば、「首都圏で3,000万円以下で買える3LDK」といった条件の場合、都心は無理なので、東京郊外、千葉、埼玉、神奈川などの不人気エリアを選ぶことになる。さらに、広さを70㎡以上に限定すると、駅から徒歩10分以上離れた物件になるはずだ。あるいは日当たりの悪い1Fや2Fの物件を選ぶことになるのでは? 実はこれが、将来マンションの価値を維持できないダメ物件条件のオンパレードとなってしまうのである。
まず、将来の価値を維持できるマンションの第一条件は「交通の便がいい」こと。とくに大都市は少なくとも駅から徒歩10分以内、できれば5分以内の物件にしておきたい。駅からバスを使わないといけないような物件などもってのほかだ。2つのめ条件は「人気の街」であること。たとえば、吉祥寺、横浜、恵比寿などに代表される人気エリアは、人口が減らないので物件の需要が常に高く、価値が下がりにくい。
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大都市では駅からの距離が重要だ。たとえば、駅直結のマンションは人気が高く、物件の価値が下がる可能性は低い
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ファミリー層が中古マンションを探すときは、奥さんが決定権を握る。その最重要ポイントになるのが“日当たり”である。また、隣の物件とお見合いになるような眺望は敬遠されがちだ
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そのエリア唯一のタワーマンションであるなど、ランドマークになるような物件は価値が落ちにくい。住友、野村、三菱などのブランド物件であれば、なお良い
ファミリー層は「日当たりの良さ」が絶対条件!
3つめの条件は「日当たり」が良いこと。ファミリー層のマンション購入では奥さんの意見が絶対だ。“リビングのベランダが南向きで日当たりがいい”のが最重要条件だと覚えておきたい。また、日当たりが良くても“隣のマンションから覗かれる”眺望の悪い物件は嫌われるので要注意。4つめは「希少性が高い」こと。たとえば、そのエリアで唯一のタワーマンションであるとか、花火や東京タワーが見える、大型ペットの飼育可など、そのマンションだけの特徴があれば価値は下がりにくい。ちなみに、住友不動産、三井不動産、三菱地所などの大手ブランド物件は、アフターサービスの安心感もあり価値が下がりにくいと言われている。そして最後は「管理組合がしっかりしている」ことである。こればかりは買ったあとで住民が組織する管理組合しだいではあるが、たとえば、最初から修繕積立金が極端に安かったり、駐車場が無料の物件などは要注意である。
とはいえ、これら5つの条件を満たす物件は、当然価格が高くなり予算をオーバーするだろう。それでも、予算ありきで「不人気エリア」「駅から遠い」「日当たりが悪い」物件を買ってしまうと、結局は、物件の価値は維持できず、購入価格よりかなり安く手放すしかないのである。