昨今のファミレスでは、ロボットが配膳してくれるところが多くなった。小学生以下の子どもがいる家庭は、約9割が「ネコ型配膳ロボット」のいる店に行ってみたいと回答している。その理由としては、「子どもの喜ぶ顔が見られそうだから」が60.6%で最多となっていて、子連れでの外食における心配ごとや、ロボット配膳における感想の大半が好意的なものであることなどが調査でわかった。
約9割の親が「ネコ型配膳ロボット」のいる店に行ってみたいとし、経験者の声はかなり好意的
レストランでロボットが配膳しているのを見たことがある人も多いのではないだろうか。ロボティクスソリューションカンパニーである(株)DFA Roboticsが、1歳以上小学生以下の子どものいる親109人に、飲食店についての調査を行った結果、86.2%の親が子どもとの外食で「ネコ型配膳ロボット」のいる店に行ってみたいと回答したことがわかった。これは、相当な集客力だと捉えられる。
理由としては、60.6%が「子どもの喜ぶ顔が見られそうだから」、53.2%が「子どもと一緒に楽しめそうだから」と、子どもが楽しんでくれるだろうとの期待がみてとれる。他には、「見てみたい」、「配膳が効率的」、「話題になりそう」と親に好奇心があることもわかった。
子連れ外食での困りごとを配膳ロボットが解決してくれるのではと期待大!
配膳ロボットに惹かれる理由として、小さい子連れの外食についての心配も、1つの要因となっている。子どもとの外食時に感じる困りごとについて聞いたところ、53.2%が「子どもが動いたり騒いでしまう」、47.7%が「大人がゆっくり食べられない」、42.2%が「子どもが飽きてぐずりはじめる」という、子連れ外食の経験者には、どれも思い当たるものばかりだ。
わが家は、夫が先に自分の料理を食べ、その間に筆者が子どもの食事を切りわけたりしながら子どもに食べさせ、夫が食べ終わってから筆者が食事開始というスタイルだった。友人ファミリーは器用に夫婦とも自分の料理を食べながら、子どものフォローをするスタイルだった。各ご家庭、それぞれ工夫しながらチームで外食を乗り切るといった感じだろうが、そのような時に、ネコ型ロボットのいるお店で子どもがそれに夢中になって静かにしてくれたら、親には大変ありがたい。逆に、興奮して騒いでロボットのあとを追いかける…なんてことになる可能性もあって、諸刃の剣かもしれないが。
ロボットの配膳/下膳を受けた人の95%以上が「とても満足・やや満足」と答えており、「新時代を体感できた」、「効率がよく提供時間が早かった」など好意的な意見だった。中には、「店員さんと会話しなくて済む」や「店員さんの嫌な部分が見えなくて済む」という、「人間よりロボットがいい」という意見があったのが興味深い。
出典元:【株式会社DFA Robotics】
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