コロナ禍以降、とくに消費者の利用が増加した通販サービス。とくに、1995年以降に生まれたZ世代は幼い頃からデジタルに触れているためか、ネットサービスの活用はお手の物で、ECサイトを活用してトレンドのファッションや雑貨を集めている人も多いようだ。現在、通販サービスは数多くあるが、Z世代はどのサービスを利用しているのだろうか。
Z世代に人気の通販サービス第1位は「SHEIN」
シンクタンク組織「Z総研」は、Z世代系187名を対象に「消費行動」に関する意識調査を実施した。よく利用する通販サービスを聞いたところ、一番人気は「Amazon」…ではなく「SHEIN」であった。SHEINは中国発のファッション通販サイトで、トレンド感のあるウェアや雑貨などを取りそろえている。全体的に価格帯が安いことも人気の秘訣で、主に若年層からの評価が高い。
「Amazon」は惜しくも第2位で、「Qoo10」が第3位に続く。Qoo10も若い女性に人気のECモールサイトで、ファッションはもちろん、韓国のコスメや自然食品など取り扱う商品はさまざま。とくに、年に4回実施されるセールイベント「メガ割」では、2割引クーポンが配布されるため、多くの若年層から注目を集めている。回答者からも「Qoo10はメガ割が凄い。どこが1番安いか他と比較をしても、大体Qoo10に辿り着く」という声が挙がるほどの安さが魅力のようだ。
Z世代の半数以上が商品選びで環境を意識している!?
続いて、商品を購入する際に重視するポイントについて質問では、やはり「価格の安さ」「コスパ」に重きを置いている人が多いことがわかった。高校生をはじめとした若い利用者は使える金額が限られているため、SHEINなどのサイトを活用して可能な限り出費を抑えながらも、よりよいものを買いそろえているという。
また「品質のよさ」を重視する声も多数挙がり、「財布やスマホケースは可愛くて安価なものも多くあるけれど、すぐに壊れてしまうことも多いので、長く使えるようによい品質のものを選ぶ」と、長期的な使用を考慮する人は少なくないようだ。
最後に、商品選びでSDGsやサスティナブルを意識したことがあるかを尋ねると、19.8%が「意識して購入したことがある」、49.3%が「購入したことはないが、したいと思っている」と回答。金銭的な問題などから購入には結びついていない人も多いが、SDGsやサスティナブルに対して関心を持っているZ世代は多く、近年の環境教育の成果が現れているといえよう。
今回の調査結果から、Z世代は出費を抑えながらも自分らしいオシャレを実現したいという気持ちが強く、それらを実現するためSHEINやQoo10などのECサイトを活用していることがわかった。また、若い世代は環境への意識を持っている人は多く、社会問題に対する意識の高さは、私たちも見習うべきポイントかもしれない。
出典元:【株式会社N.D.Promotion/PR TIMES】
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